ゼブラ ドラフィックス(DM5-300)

私の記憶が確かならば・・・

ゼブラのドラフィックスは私が初めて買ったシャープペンシルです。高校に入るまでは鉛筆しか使ったことなくて、高校に入った頃、これを手に入れました。大学に入ってスマッシュと出会うまでずっと使っていました。10年くらい前までは家にあったのですが、いつの間にかなくしてしまいました。

これまで何度か店頭で見かけたことがありますが、普段見かけることはほとんどありません。

今日、たまたま入った駅前の書店にあったので買ってきました。

以前、逆輸入品の白いドラフィックスを買いました。スタイリッシュなのはいいのですが、なんか違うなぁとずっと思っていました。

改めてドラフィックスの基本仕様を見てみます。

重量は8.5 g、グリップの太さはφ8.9 mm、重心は上の写真の矢印あたりです。グリップは樹脂です。グリップには横方向に小さな溝が刻まれています。ローレットほどではないものの、程よい摩擦が得られます。

硬度表示窓があり、ガイドパイプの長さは4 mmです。つまり、ドラフィックスは製図用シャープペンシルなんですね。芯径も0.3, 0.5, 0.7, 0.9があります。

しっかりとしたノック感があり、ノック音もカチカチと心地いいです。

今日はとりあえず0.5だけ買ってきましたが、他の芯径も買おうか迷っています。

改めて書いてみると、色が違うだけで印象が変わります。高校大学時代を一緒に戦い抜いた戦友に出会ったような気持ちです。当初使っていた時にはこれが使いやすいとかお気に入りとかそういう気持ちはなかったように思います。ただ、買い換えようと思ったことはなかったですし、予備のシャープペンシルも持っていませんでした。

0.9 mmのスマッシュに出会ってから、太い芯のシャープペンシルに目覚めました。その後、数多くのシャープペンシルを使ってきましたが、道具としてのシャープペンシルはドラフィックスで完成しているよなぁ・・・とは、思います。

これぞ普通のシャーペン

これぞ普通のシャーペンの代表格といえば、P205ですかね。

P205はぺんてるのシャープペンシルですが、すでに廃盤になっています。0.5 mmのP205以外にも、P203、P207、P209などがあります。

海外では普通に売られていて、日本でも店舗限定品などが普通に売られていますし、ネットでも比較的簡単に手に入ります。時々、ぺんてるからも限定品扱いで出てくることもあります。

P205はシャープペンシルがシャープペンシルであるための最低限の機能とデザインで成り立っています。この潔さが心地いいです。このシリーズは3本持っていますが、あと、2、3本はあってもいいかなぁという気がしています。

PRO-use 231は一年遅れで発売されたのだろうか

PRO-use 171とか231ってなんの数字だろうかと思って、171の発売日を調べたら2017年5月15日でした。このことからなんとなく100の桁と10の桁は発売日の西暦の10の桁と1の桁っぽいことが推測されます。17の次の1はよくわかりませんが、おそらく、1個目とかそういう意味かもしれません。

この法則からすると、231の23は2023年ってことになります。ということは、ホントは去年発売予定だったのかもしれません。SNSを調べてみると、2023年の9月ごろの投稿があるようですので、多分、合ってるような気がします。

231をしばらく使っているのですが、グリップはプロユース500と同じですが、書き味がだいぶ違います。プロユース500はグリップのすぐ上にリングの出っ張りがあってそれが手に当たります。231はリングが出っ張っていないので、スムーズな印象です。

あまり似た感じのシャープペンシルはないのですが、軸径が近いからかZOOM L2に似ていると思います。

結構好きな書き味です。

書きやすいシャープペンシル パイロット S10

文房具の中でもシャープペンシルが一番好きです。

メカっぽくて、機能やカラーのバリエーションが多いこと、そして、長時間放置しても機能を失わないことが魅力です。

ボールペンだとインクが劣化しますし、万年筆だとインクが揮発してしまいます。しかし、シャープペンシルは芯が入っている限り、10年放置しても基本的には使えます。劣化する部分もなくはないですが、保管状況がよければ10年や20年くらいで使えなくなることはまずありません。もちろん、使用頻度や使い方にもよるかもしれませんが。

私が持っているシャープペンシルの中で一番古いものは30年くらい前のスマッシュです。今でも普通に使えます。

シャープペンシルといっても、見た目が好きなもの、機能が好きなもの、使い心地が好きなものなど、いろんな魅力の側面があります。また、好みには揺らぎや上書きがあるので、ナンバーワンを決めるのは難しいのですが、あえて今、書きやすいシャープペンシルを一本選ぶとしたらこれです。

パイロット S10。芯はぺんてるAinのBか2B。

限定品が通常品よりも安売りされていたという動機だけで買ったので、色などはそれほど好みではないですし、期待感もそれほどありませんでした。もちろん、S3やS5は使いやすくて、メインの筆記具だったこともあるのでS10が書きやすいのは使うまでもなく予想できていました。

ひとたび使ってみると、S10はすごくバランスのいシャープペンシルだということがわかりました。去年の9月にQC検定の2級を取得しましたが、その時の勉強と試験にはS10で挑みました。(勉強にはゲルボールペンのエナージェルユーロもたくさん使いました)

これまで勉強の本気モードを共にしたシャープペンシルはいくつかあります。思い出深いのはゼブラのドラフィックス、ぺんてるSMASHです。そして、3本目がパイロットのS10になります。

上からS10 0.5、SMASH 0.7、ドラフィックス 0.5

ドラフィックスはかつて使っていたものではありません。使っていたのは今でも販売している黒いやつです(廃盤になる前に買っとかないと)。SMASHは二代目です。一代目は0.9を使っていました。

S10は重量、重心、グリップの太さ、グリップ感全てがバランスが取れています。また、Sシリーズ全てに言えることですが、軸の後端が細くなっているためクリップが邪魔になりにくいです。余計な機能がなく、非常にソリッドで滑らかな書き味です。これにAinのBか2Bの芯を組み合わせるとまさに最強の普通シャーペンのできあがりです。

見た目的にはノック部がもう少しシンプルな方が好きです。

実はクルトガのKSモデルも捨てがたいのですが、今回はシャープペンシルの基本的な構造のみで結果を出しているS10を選びました。もちろん、これ以外にもたくさん書きやすいと思うシャープペンシルはありますので、そのうちまた紹介します。

ダイソー オ・レーヌ

オ・レーヌシリーズが気になって、ダイソーのオ・レーヌを買ってきました。

このオ・レーヌはちょっと短くて太めのシャープペンシルです。

オ・レーヌ機構がちゃんと実装されています。

グリップはラバーで三角形っぽい形状です。廃盤になったゼロシンのグリップに似ています。

重量は12.0グラムでほどほい重量感です。

クリップは樹脂製ですが、しっかりしています。ノックボタンを動かすとクリップまで動くのは謎仕様です。パーツ数を減らす工夫かもしれません。

先日購入したオ・レーヌシールドと並べてみました。

どちらも普通によくできたシャープペンシルです。シャープペンシル自体にこだわりがないならこれで十分だと思います。

ペン先をよくみると、ちょっと内部機構の配置が違うようです。

分解してみると、なかなか凝った面白い構造をしています。パーツ数が結構多いです。

実際に書いてみると、普通にいいです。

これで110円は安すぎる気がします。

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