「実践力を身につけるPythonの教科書」ふたたび

去年の10月に紹介した「実践力を身につけるPythonの教科書」を引っ張り出して、3章くらいまで読み進めている。

Python関係の本はいろいろ買っていて、かいつまんでは忙しさに負けて放り出し、かいつまんでは飽きて放り出しというのが続いている。ただ、自分にはそうしたやり方が合っていて、一冊の専門書を最初から最後までじっくり読み通して「はいわかった!」となることはほぼない。何度も簡単なところをあれこれやっているうちに慣れてきて、少しずつ何のことなのかがわかってくる感じだ。無理して覚えようともしないし、直感的にわからないことはあっさりとトレースして、スルーする。あまりこだわりすぎて一か所にとどまると飽きるのが早くなるからだ。

先日紹介した「退屈なことはPythonにやらせよう」も並行して読んでいて、文字列操作のあたりまで読み進めている。

実践力を身につけるPythonの教科書」は解説が簡潔で、簡単なコードを通して概念を理解していく感じがとっつきやすい。最初のとっかかりとして読むのはこの本がいいんじゃないかと思う。今回は最後まで通して読んでみたい。

ちなみに、Pythonの練習にはJupiter Notebookを使っている。Anacondaをインストールするだけで基本的な部分はすぐに使え、面倒な環境構築や設定が必要ない(グラフに日本語表記したいとかそういうことをしようとすると、それなりの環境構築は必要だが)。コードを勉強する環境としてすごく扱いやすい。

 

実践力を身につける Pythonの教科書

実践力を身につける Pythonの教科書

 

 

オライリー 退屈なことはPythonにやらせよう

日常業務でプログラミングを必要としない人は、プログラミングを習得しようとしても実際に何に使っていいかがよくわからない。自分もその一人だ。自分の場合、小学生の頃にBASICの基本的な部分を独学し(判定文を利用して県庁所在地や首都を当てるゲームをつくったり、ループを利用して図形を描いたりしてたのを覚えている)、その時以来、基本的な部分の進歩がないまま30年が過ぎた。

でも、プログラムを組んでパソコンを操作するのには、決まったことしかできない既存のソフトを操作するのとはまた違う喜びや達成感がある。

自分が仕事で最近よく使うのは、測定機器から発生したcsvファイルを読み込んで、プロットして、可視化する簡単なスクリプトだ。計測により発生した何十、何百ものcsvファイルをいちいちアイコンを探してクリックして、エクセルで開き、範囲指定して、グラフ化し、プロットの範囲や軸の調整などをして・・・・とやると、まさに退屈で時間がかなりかかる。しかし、スクリプトを組んでいれば、ファイル名****.csvの****の部分を書き換えるだけで次々と決まったフォーマットでグラフを書くことができるのだ。当然、どのファイル名がどの計測に相当するのかは前もってルールを決めてわかるようにしておく必要はあるが。

「退屈なことはPythonにやらせよう」はノンプログラマーがPythonを使っていろいろ便利なことをしてみようという本だ。英語だが、本の内容は以下のサイトで読むことができる。

Automate the Boring Stuff with Python

著者のブログに書いてあるが日本語訳の書籍にはいくつかの工夫がなされているようである。

d.hatena.ne.jp

原著者のAI Sweigartさんはブログでプログラミングの入門記事を提供しているようだ。

The Invent with Python Blog -

まえがきに書いてあるように、「退屈なことはPythonにやらせよう」はノンプログラマ向けで、なおかつPythonの入門書ではないので、オブジェクト指向やリスト内包表記、ジェネレータなどの、洗練されたプログラミングの考え方は解説していない。小規模でシンプルな命令を与えるだけならそれでも問題ないし、ある意味、難しい概念で躓くくらいなら、プログラミングの可能性をまず感じることの方が大切かもしれない。

とはいえ、6章分を使ってPythonの基礎的な部分の解説があるので、Pythonとは何ぞやということを知らない人でもこれ一冊で後半部分を読み通す力は付くように作られている。

この本では開発環境として最も基本的なIDLEを推奨している。次のステップとしてJupiter Notebookをお勧めしている。自分はJupiter Notebookをよく使っている。ちなみに、Anacondaのインストールの仕方も本に書いてある。Anacndaをインストールすると、PythonもJupiter Notebookもよく使うモジュール類もすべて自動でインストールされるし、高度な開発環境のSpyder等もインストールされるので、Anacondaで環境構築するのが一番シンプルで間違いがないかなと自分は思っている。

550ページを超える分厚い本だが、必ずしも通読する必要はないと思うので、かいつまみながらこれからあれこれ試してみようと思っている。

 

退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング

退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング

 

 

パイロット カクノ 透明軸 EF

カクノに透明軸のラインナップが追加された。また、これまでカクノの線の細さはF(細字)とM(中字)の二種類だったが、新たにEFが追加された。カクノのFとMは持っているので、透明軸のEFを購入してみた。透明軸以外のEFもある。

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最近のカクノにはコンバーターのCON-70が装着できるらしいので、使っていないCON-70を取り付けてみた。

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なんの違和感もなく装着でき、ちゃんと軸を固定することもできた。

サファリの透明軸との比較。

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カクノのFとMにはインクが入っていないので、コクーンのFと線の太さを比較してみた。

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ちょっとわかりにくいし、筆跡を見ても似たような感じかなぁという気はするけど、実際に筆記してみると、カクノのEFの方が若干細くかけているような気がする。

ペンポイントをルーペで確認すると、さすがパイロットだけあって、非常にきれいな形のイリジウムが溶着されていた。筆記するとペン先が細いので紙の凹凸をよく拾い、カリカリとした筆記感なんだけど、ペン先がなめらかなので、紙に引っかかるような違和感は皆無だ。筆圧を下げてサラサラと書くと、非常に気持ちよく筆記することが可能だ。

1000円でこの仕上がりならなかなかのものと言える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレコム ワイヤレストラックボール(人差し指・中指操作タイプ) M-HT1DRBK

もうだいぶ長い間、日常的にトラックボールを使っている。

最初に使ったのはマイクロソフトのトラックボールエクスプローラー、次に使ったのがロジクールのCT-100、そして今使っているのがLogicool Wireless Trackball M570。壊れて使えなくなると、つなぎでマウスを使ったりしたこともあるが、トラックボールに戻ってきてしまう。

トラックボールがあまり普及しないのはそれなりにデメリットがあるからだと思う。まず、正確にポインターを操作するならマウスの方が操作性は上だ。また、どうしてもボールという物理的な可動部が必要なのでそれを受ける部分のメンテナンスが定期的に必要になる(簡単にいえば、ゴミがたまる)。あともう一つは、慣れるまでに時間がかかることが挙げられる。トラックボールには親指でボールを動かすタイプや人差し指中指でボールを動かすタイプなどがあるが、異なる方式のトラックボールを初めて触ると、1,2週間は違和感がある。マウスしか使ったことがない人にとっては、苦痛でしかないだろう。

トラックボールのメリットは机の上に余計なスペースを確保する必要がないこと、腕が疲れにくいこと、この二点に尽きる。

今使っているM570は親指でボールを操作するタイプだが、個人的には中指人差し指で操作するタイプが好きだ。

 M-HT1DRBKはボールが大きくて、使い勝手がよさそう。

www2.elecom.co.jp

下の記事を読むと M-HT1DRBKはボールだけでなく、ボディ全体がでかい。

watchmono.com

これ、欲しいなぁ。

 

トラベラーズノート

4月から手帳としてトラベラーズノートを使っている。

今の状態はこんな感じ。元の色はキャメル。傷だらけになっているが、不思議と傷とかは全く気にならない。傷はオイルを塗ると目立たなくなるが、使っているとまた目立ってくる。この傷が気になるような人にはトラベラーズノートは合わないと思う。

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意識して分厚くしようとしているわけではないけれど、放っとくとこんな感じになってしまう。出張の切符とか、旅程表、展示会の参加証、そのほかテンポラリーな書類等。ペンホルダーは最近外した。海外出張の時にはこれにパスポート等が加わる。飛行機に乗るときには携帯とか文庫本を挟んだりするから、分厚いなんてもんじゃなくなることもある。とりあえずいろんなものを挟んで、ゴムで留めるだけで一体化した物体へと変化する。

トラベラーズノートのダイアリーが特に使いやすいかどうかはよくわからない。月間ブロックとバーチカルを組み合わせて使っているが、シンプルで必要十分だ。最近は鉛筆とマルチ8による色分けという筆記スタイルが多い。

何度か書いているがトラベラーズノートのメリットは大きいわりに手でつかみやすいこと。言い換えると、ジブン手帳のデメリットは手でつかみにくい点にある。トラベラーズノートの長辺とA4の短辺がほぼ同一サイズなので、A4の書類は三つ折りにするか、短辺方向に四つ折りにすればぴったりと手帳に挟み込むことができる。

カバーは丈夫な革なので、少々手荒に扱っても全く問題ない。おしゃれな手帳として使う人も多いんだと思うけど、自分の場合、武骨で丈夫な手帳カバーという認識だ。

パスポートサイズのトラベラーズノートは最近はToDoリストとして使っている。

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バーチカルの余白にToDoを書くこともできるが、試行錯誤した結果、ToDoは別で管理した方がいいような気がしている。バーチカルに書き込むと、他の情報に紛れやすくなり、時々もれが生じてしまう。手帳にはむしろいつソレ(ToDo)をいつやるかを書き込む方が実践的だ。

この他にノートとしてはソフトリングを使っている。ノートも含め、トラベラーズノートに一元化することも可能だと思うんだけど、ノートとしてはリングノートの方が開きっぱなしにすることができたりするので便利だ。

 

 

トラベラーズノート Traveler's notebook キャメル 15193006

トラベラーズノート Traveler's notebook キャメル 15193006

 

 

 

 

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