マルマン ニーモシネ A4/A5 ノートパッド &ホルダーウィズ5ポケッツ

メモ用ノートとして無地のソフトリングを使っている。

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このノートにはミシン目が入っているので切り取ってスキャンしたりすることができるのだが、裏表を使ってしまうと、後から切り取りにくくなる。片面だけ使えばいいのだが、片面しか使わないんだったらソフトリングである必要はないし、そもそもノートパッドでいい。

これまでノートパッドやリーガルパッドにメモを取り、逐次スキャンしてEvernoteに蓄積する方法を試したことが何度かある。この方法の欠点は、閲覧性が落ちることだ。デジタル化というのは便利な側面もあるのだが、いちいちパソコンやiPadを持ち出さなければいけないのが不便だ。自分の場合、何度も参照するような記録は紙ベースの方がいい。切り抜いたものを取っておけばいいんだけど、それはそれであちこちに散逸するか、引き出しの奥底に潜り込んだまま出てこなくなることがままある。

そんな時、ニーモシネのA5ノートパッドが目についた。

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A4サイズはアイディア出しや落書きには適しているんだけど、会議やミーティングのメモ用としてはちょっと大きすぎる。また、外に持ち歩く場合にも不便だ。A5サイズは大きすぎず小さすぎずちょうどいい。

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このホルダーの特徴は、切り取ったメモパッドを収納するポケットを5つ持っていることだ。切り取ったメモパッドをテーマごとに分類し、一定期間経たらスキャンして紙は捨てるというような運用が想定される。メモパッドは切り取った時にちょうどA5サイズになるので、整理やスキャンがしやすい。

また、A7サイズのメモパッドを挟み込むことができるスリットもあるので、todoやちょっとしたメモを同時に保存しておくこともできる。

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A5サイズノートよりもホルダーは一回り大きい。

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ホルダーにはスリットがあり、ペンを収納しやすい。

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左がソフトリングA5、右がニーモシネのA5ノートパッド。

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ニーモシネの方眼は色が薄めで筆記の邪魔にならない。

ニーモシネ自体は8年前に使ったことがある。紙質は非常によく、万年筆でも書きやすい。

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そろそろソフトリングを使い終わるので、これでメモを運用してみようと思う。

 

マルマン ノートパッド&ホルダー&5ポケッツ ニーモシネ A4 HN187FA

マルマン ノートパッド&ホルダー&5ポケッツ ニーモシネ A4 HN187FA

 

 

 

マルマン ノートパッド ニーモシネ A5 方眼罫 N188A

マルマン ノートパッド ニーモシネ A5 方眼罫 N188A

 

 

オート 万年筆用カートリッジ

最近、ブログの写真をiPhonedで撮ることが多い。iOS11のファイル機能を使ってDropboxにファイルをアップロードすると、モノの一瞬でパソコンに写真が転送されて便利だからだ。

無印良品の丸軸万年筆にOHTOの万年筆用カートリッジが入るという情報をネットで見て、昨日大阪に行ったときヨドバシカメラで買ってきた。色はブルーブラック。

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6本入りで200円くらいなので、一本当たり35円程度。このカートリッジは非常にちっこい。丸軸万年筆で落書きをたくさんしてみたんだけど、まだ半分ほど残っているので、実用的にそれほど不便はないだろう。

丸軸万年筆は買った当初は若干インクフローが渋めに感じていたんだけど、数日使っていくうちに十分なインクフローになってきた。万年筆を買ってすぐはペン芯とかに十分インクがなじんでいないせいか、一晩くらい放置しないとインクフローが渋いものがあったりする。

ロルバーン ポケット付きメモ ミニ

TODOとか備忘録的なことをメモするためにポケットに入るような小さなメモ帳が必要だ。トラベラーズノートのパスポートサイズでは少々かさばりすぎる。

理想的なのはしおりが付いたメモ帳だ。しかし、ミニサイズのものはたいていが鉛筆兼用になっている。鉛筆はあってもいいけど、たぶん使わないので要らない。要らなければ無視すればいいんだろうけど、無駄な気がするのが何となく抵抗がある。もう一つの選択肢としては、ミドリカンパニーの文庫本サイズのMDノートがある。しかし、文庫本サイズだとでかすぎるのだ。ワイシャツのポケットに余裕で入り、最悪なくしてもあきらめのつく価格のもので、比較的入手性の高いものがいい。

また、小さく持てるので閉じノートよりもリングノートの方がいい。

縦開きのメモ帳もいいんだけど、縦開きだとどうしても裏面を使わなくなってしまう。やってみればわかるけど、リングを上にしたまま裏面を使おうとすると、ページをめくった後、もち変えなくてはならない。これがひと手間なのだ。横開きタイプだとめくりながらノートを反転させればいいので、一連の動作で背面までスムーズに使える。

条件をまとめると、こんな感じか。

  • ワイシャツのポケットに入るほどの大きさ
  • リングノート
  • しおり付き
  • 横開き
  • 比較的安価
  • 入手性がいい

すべての条件を満たすメモ帳は見たことがない。ただし、しおりをあきらめると、いくつか選択肢が出てくる。そのひとつがミニサイズのロルバーンだ。

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このロルバーンはミシン目が付いていて、ページをきれいに破ることができる。ノートの一番後ろには5枚ほどクリアポケットが付いているので、大切なメモを取っておいたり、何か別のものを一時的に入れておくことができる。耐水性はあまりないと思うけど、表紙、裏表紙は厚紙で丈夫。さらに、ゴムが付いているので、ページがばらけるのを防ぐことができる。紙は比較的厚く、乳白色できれいだ。方眼罫線は細かいドットでさりげない。ページごとの罫線がほとんどズレていないのはさすが日本製といったところか。紙質がいいので、万年筆でも裏抜けしない。また、60枚の120ページなので、たっぷりと使うことが可能だ。

ロルバーンって使ったことなかったけど、結構細部までよく考えて作ってあるのがわかった。

大きいサイズも使ってみたくなった。

 

デルフォニックス ロルバーンポケット付メモミニ ダークブルー

デルフォニックス ロルバーンポケット付メモミニ ダークブルー

 

 

オート 油性ボールペン ビビック

OHTOのvi-vicという油性ボールペンを見つけたので買ってきた。

ガチャック・ニードルポイントのOHTO

色は8色で、すべてが文字通りビビッドでテカテカのカラーだ。自分が選んだのは無難にシルバー。このペンはカラーを選んだほうがそれらしいのかも。定価400円の割に高級感がある。

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ペン軸の中間付近が緩やかに絞り込まれた形状で、手に持った時意外なほどフィットする感じが気に入った。重量は結構重めの20.8グラム。リフィル(PS-107NP)には「油性ソフトインク」が使われている。筆記感はどちらかというと旧油性に近い。自分は滑りすぎない旧油性の筆記感が好きなので、むしろ好ましく感じる。

万年筆 選抜

手持ちの万年筆の中から7本選抜してみた。

左から

  1. セーラー デスクペン
  2. パイロット カクノEF
  3. パイロット プレラF
  4. パイロット キャップレス 絣 F
  5. セーラー プロフィット21 BをF相当に削ったもの
  6. パイロット ボーテックスM
  7. ラミー サファリM

おおよそ、細い順だ。

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セーラーのデスクペンは現行の物とは違う。詳しくは下の記事を参照してほしい。

極細のまさにEFといった線の太さで、筆記感は結構サリサリしている。独特のニブの形状のせいか、ペン先がかなりしなりタッチが柔らかい。ニブが細いので視界がいい。実はかなり気に入っている。

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パイロットのカクノEF。線の太さはセーラーのデスクペンとほぼ同等だ。極細にも関わらずペン先になめらさを感じる。さすがパイロットといった感じの仕上がりだ。プレピーもなかなかいい線行っているんだけど、カクノには1000円なりの完成度が感じられる。

プレラF。これはつい最近購入したもの。コクーンも悪くないけど、自分は圧倒的にプレラの方が好きだった。インク「月夜」との相性もばっちり。ステンレスニブのFはもうこれでいいんじゃないかな。

キャップレス 絣 F。ステンレスニブのFよりも若干線は太め。購入時から安定度が抜群ですごく書きやすい。ニブが金なのと、独特のペン先構造のせいで、筆記感は優しい。あまりにも気に入っているため、外で持ち運んで使うことはない。結果的に使用頻度は低いのだが、お気に入り度はトップクラス。

プロフィット21改。長原さんにBからF程度に削り出してもらったもの。セーラーの仕上げ方のせいなのか、デスクペンと同様に筆記時にサリサリ感がある。しかし、引っかかり感は皆無で、デスクペンと同じようにノンストレスであらゆる線を筆記することができる。手持ちの万年筆の中でニブが一番大きいんだけど、大きなニブは安定感があり筆記しやすい。

ボーテックスM。コクーンの中字も悪くない。しかし、ボーテックスのラバーグリップには独特の魅力がある。非常に滑らかで、まったくストレスが感じられない。廃番なのが残念だ。使えなくなったらプレラのMあたりを買うことになるのだろうか。

サファリM。この万年筆は買った当初は結構使いにくかった。どことなくクセがあり、インクフローも渋めだった。一度ニブを外し洗浄し、しばらく使っているうちにだんだんとフローが潤沢になり、ペン先のクセのようなものもなくなっていった。大きな紙にラフに書くような場合には最も適している。国産万年筆のMよりもだいぶ線は太い。

プロフィット21とキャップレスはやはり価格の分だけの安定感を備えている。ニブが金合金のいわゆる金ペンは比較的ペンがしっかり作ってあると思うのだが、金じゃないと書きにくいかというとそんなことはない。万年筆を使うときにはペン先がしなるほど筆圧をかけることはないので、金と鉄の違いはそれほど大きくはない(ないわけではない)。柔らかさだけでいうならば、セーラーのデスクペンが一番柔らかさを感じるくらいだ。少ない経験からいうと、万年筆はニブの材質、形状に加え、ペンの形、大きさ、重量、仕上げ等でその性質が全然違う。また、ペンポイントの仕上げ方でも書き心地が全く異なる。一本で満足するのもよし、よりよいものを見つけるのもよしだと思う。最初から数万円の高級品を買うのもまた一興だろう。ただ、ある程度、いいものから悪いものまで経験してみたほうが、本当にいいものの良さが理解できるのではないかと思う。

アホみたいにペンを次々買うのは、より自分に合う一本に巡り合えるんじゃないかという淡い期待があるんだなぁ。

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