ロットリング フォーインワンのガタ取り

ロットリングのフォーインワンは筆記時にリフィル同士があたる音がすることがあります。ただ、シャープペンシルを使っているときには音がしにくいことに、使っているうちに気が付きました。

シャープペンシルリフィルはボールペンリフィルと比べて、メカがある分、先端が重くなっています。シャープペンシルで筆記するときには、口金でシャープペンシルユニットの動きが制限されるため音がしにくいのではないかと推測しました。

そこで、シャープペンシルユニットの周りをUV樹脂で固めてみることにしました。メカの駆動部を見極め、動作に影響がない部分を選定し、そこに樹脂を盛りました。

狙いはあたっていて、音がかなり軽減しました。しかし、二回盛ったらやりすぎたようで、一部のボールペンリフィルを引っ込める時に音が二回するようになりました。ボールペンリフィルがシャープペンシルリフィルと軸内部に挟まれ、動きにくくなったせいです。そこで、動作に不具合が起きないところまで、カッターで少しずつ樹脂をそぎ落としていきました。

最終的な様子だけ示します。

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ペンを大きく振れば音はするものの、通常の使用状態ではほとんど気になる音はしなくなりました。

なかなか手間のかかるボールペンですが、それだけ手間をかける価値のボールペンでもあります。

 

ロットリング トリオペン シルバー 1904-454  [日本正規品]

ロットリング トリオペン シルバー 1904-454 [日本正規品]

 

 

 

トラベラーズノート カスタマイズシール

トラベラーズノートのカスタマイズシールを買っていたことをすっかり忘れていました。

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中身も見ていなかったので、インデックスシールが付いていることも初めて知りました。インデックスを付け、あちこちシールを貼ったりしてみました。

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三冊入れると、ノートを固定するゴムが少し弱くなっていることが気になります。そろそろリペアキットでゴムを入れ替えたほうがいいのかも。

 

トラベラーズノート 手帳 2018年 カスタマイズシール 82353006

トラベラーズノート 手帳 2018年 カスタマイズシール 82353006

 

 

パイロット タイムラインもUV硬化樹脂処理で生まれ変わった

 ちょうど1年くらい前にパイロットのタイムラインを買いました。

digistill.hatenablog.com

その後、あまり登場する機会がなかったのは、カチャカチャが気になりすぎるからです。セロハンテープとかで処理したりもしたんですが、隙間が小さすぎてうまくいってませんでした。

タイムラインは比較的小型のボールペンです。

万年筆でいうと、ちょうどパイロットのプレラくらいの大きさです。

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大きな特徴は、ペン軸を回すと二段階でペン先が出てくること。

ペン先はこんな感じです。

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主要部分をイラストで描くとこんな感じになります。

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一段目で三角形の口金がまず飛び出し、二段目でペン先が飛び出してきます。口金とペン軸の部分もある程度ガタつきますが、カチャカチャ音の発生源はそこではなくてやはりリフィルと口金です。

そこで口金の内側を最近はまっているUV樹脂処理しました。

カチャカチャ音はするものの、隙間は結構狭いので、処理は慎重に行います。コツは一度で仕上げないこと。爪楊枝の先に樹脂をほんの少し取り、口金の内側の先端部分に薄くコーティングするように塗ります。その後、UVを当てて硬化させ、隙間をチェックします。隙間があってもカチャカチャが気にならなくなればそこでやめても問題ないです。気になるようなら、同じ作業を繰り返します。最悪、やりすぎてもリフィルを強く突っ込めば樹脂だけが取れます。その場合、最初からやり直しです。

タイムラインに命が宿りました。これから使用頻度が高くなるかも。

 

パイロット ボールペン タイムライン PRESENT アクアブルー BTL-3SR-AL

パイロット ボールペン タイムライン PRESENT アクアブルー BTL-3SR-AL

 

 

トンボ 消えいろPITほそみ(スティックのり)

のりはたまにしか使いませんが、ドットライナーを使うことが多いです。つくしペンケースにはあまりコロコロしたものは入れたくありませんので、トンボ 消えいろPITほそみを買ってきました。消えいろPIT自体は会社で以前から使っています。結構放置しても普通に使えるので信頼感はありますね。

BIC4と並べるとこんな感じ。

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キャップを開けてこの部分をねじるとリップのような感じで出てきます。

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のり自体の長さは4センチメートルほどです。

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軸自体は余裕があるので、あくまでもペンのように使うことを前提に考えられているのだと思います。

詰め替え式ですので、無くなったら中身だけ交換できます。本体と同じ値段で交換用のりが2本買えるのでお得です。

ペンケースへのおさまりもいいです。

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トンボ鉛筆 スティックのり 消えいろピットほそみ PT-PC

トンボ鉛筆 スティックのり 消えいろピットほそみ PT-PC

 

 

 

 

 

多色ボールペン なに選ぶ?

多色ボールペンが好きでいくつも使ってきました。今、手元にあるものをいくつか集めて書き比べてみました。

↓上から、BIC4、ジェットストリームピュアモルト、ロットリング フォーインワン、LAMY2000、ドクターグリップ

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この中で一番書きやすいのはLAMY2000です。重量、バランス、軸形状が絶妙で試しに4Cのジェットストリームを入れてみたのですが、それでもペン先が暴れるような感じが全くありません。ただ、樹脂ボディである点やクリップの剛性感がなく、何となく外に持ち出してガンガン使うタイプのペンっていう感じではありません。ノックする際のジャリッという音は若干安っぽさを感じさせます。振り子が動くときの音が明確で大きいのでリフィル選択がしやすいです。加工方法や加工技術に関しては日本企業の方が丁寧できれいなんですが、ペンデザインはLAMYが数段上です。

ロットリングのフォーインワンとBIC4は比較的細軸でグリップ部分が光沢面であることからよく似ています。ただし、ペン重量が異なるので筆記感は異なります。

BIC4は価格が安いのでポケットに気軽に突っ込んでガンガンとフィールドで使いたい感じです。1mmの油性リフィルは筆圧を強めにして、ググッと書くのが似合います。落そうが放り投げようがそう簡単に壊れる感じがしません。

フォーインワンもどちらかというとフィールドで使いたくなるハードなデザインですが、重いし振り子式の機構が壊れやすそうなので落したり、放り投げたりするのは避けたほうがいいでしょう。ペン重量があり、ペン先はコントロールしやすいです。試しにジェットストリームの4Cに入れ替えて筆記してみましたが、これはこれでアリかなと思います。

一方、ジェットストリームとドクターグリップはいまいちです。太いペンに新油性の組み合わせはペン先のコントロールがすごく難しく感じます。ジェットストリームに関しては実際に長い間使い込んだペンですが、今の自分の好みには合わないようです。

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