大人の鉛筆 ペン先側の角の処理

大人の鉛筆のペン先側の角が尖っている部分を少し削ってみました。

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大人の鉛筆にはニスが塗ってあるので、削ると少し質感が変わりますが気にするほどではないと思います。爪切りのやすりを使って、様子を見ながら、軽くなでるように少しずつ削りました。木材は鉛筆用のインセンスシダー材なので、想像以上に柔らかいです。

尖った部分は握る部分ではありませんが、ふと手に触れた時の感触がソフトになっていいです。

 

大人の鉛筆 芯削りセット

大人の鉛筆 芯削りセット

 

 

伊東屋 2 mm シャープ 木軸の芯の削り方のコツ

伊東屋の2 mm シャープは強い力で芯を削ろうとすると芯が回転してしまいます。実用上、困るほどではないですが、下の写真のようにして削ると、強い力でも削りやすくなります。

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ところで、下のような仮定で芯を使ったとします。

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つまり、鉛筆を53度の角度で削り(例えば、この作図だとたまたま53度)、とがった部分の半分まで筆記したらまた削るという動作を繰り返したと仮定します。芯が丸まるのは考慮していません。

そうすると、簡単な計算から芯の1/4しか芯を使っていないことがわかります。(削り始めの角は無視します)

(ただし、線幅は狭くなるわけなので、単純に筆記距離が1/4になるわけではないと思います。また、芯の減る量は芯と紙の接触圧力にもよると思うので、筆記距離との関係は単純には求まりません。)

上の場合、芯は最大で1 mmの太さで使うことになります。これは0.9 mmシャープペンシルを使った場合とほぼ同等となります。つまり、比較的頻繁に芯を削ることで0.9 mmシャープペンと同等の筆記線がキープできるということになります。

だからどうしたという話ではありますが、削りながら芯を使うとどのくらいの芯を捨ててるんだろうと、気になったので。

ちなみに、芯を削るのは大人の鉛筆に付属していたやつが削り角度的に使いやすいです。

ヘルベチカ 2.0mm芯シャープペン(木軸) 黒

ヘルベチカ 2.0mm芯シャープペン(木軸) 黒

 

 

 

北星鉛筆 大人の鉛筆 B/2mm 芯削りセット OTP-680NST

北星鉛筆 大人の鉛筆 B/2mm 芯削りセット OTP-680NST

 

 

 

北星鉛筆 大人の鉛筆 芯削り器 OTP-150SP

北星鉛筆 大人の鉛筆 芯削り器 OTP-150SP

 

 

伊東屋 ロメオ No. 3 ボールペン

今年の母の日に選んだのは銀座・伊東屋のロメオNo. 3のボールペンです。(先日のブログの写真の中のポストイットにヒントがありました 笑)

store.ito-ya.co.jp

ロメオNo.3のボールペンには太軸、細軸、ミニの3種類がありますが、今回選んだのは細軸のイタリアンレッドです。母親向けということで細軸を選んだのですが、個人的には太軸よりも細軸のほうが使いやすいように思います。

軸はマーブル模様が本当にきれいです。アクリル樹脂の削り出しで作っているので、同じ柄がありません。

インクはシュミット社のイージーフロー。ペンの程よい重さとなめらかなインクの組み合わせで、なんとも言えないスムーズな筆記感を味わえます。リフィルはいわゆるパーカータイプのG2リフィルですので、普通の油性タイプを選ぶことも可能ですし、今だと、ジェットストリームも選ぶことが可能です。イージーフローは書き始めに少しかすれることがあるので、個人的にはジェットストリームの方がいいと思います。なめらかすぎるのが苦手な場合には0.5を選ぶといいと思います。ロメオには0.7くらいのなめらかさの方が合っているかもしれません。

重心は銀色の帯あたりにあり、万年筆に近い筆記感だと思います。

天冠には時計の竜頭をモチーフとしており、回すとペン先が出てきます。スムーズに回転し、最後に軽いロックがかかります。

いいものを使っているという満足感が十分に味わえるペンだと思います。

正直、自分用にも欲しい。

 

BICクリックゴールドのクリップが壊れ始めた

ロディアの色によく合っているので時々ロディアにさして使っているBICのクリックゴールドですが、最近、少しクリップが弱くなってきています。よく観察すると、こんな感じになっていました。

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パイロットのアクロ300は大きさやデザインがよく似ていますが、クリップのしなやかさや固定の信頼度はかなり差がありますね。

ところで、机の上を改めてみると、ペンがかなり氾濫しています。

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少しずつ増えていくので、普段はあまり気にしていないのですが、我ながら、改めてみるとこんなに多くのペンをどうするつもりなのか・・・

 

 

 

 

軽くて低重心 伊東屋 2 mm シャープ 木軸

2 mm芯の筆記具は、アイディア出しや落書きに最適な筆記具です。こまめに芯を削れば、一般筆記にも十分使えます。これまで、ステッドラーの925-25-20と北星鉛筆の大人の鉛筆を使って来ましたが、今日紹介するのは伊東屋の2 mm シャープです。

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このシャープペンシルはインセンスシダーという鉛筆に使われる木材で作られているため軽いです。塗装はしてありますが、木が柔らかいので、塗装越しでも木軸独特の温かさを感じます。約15グラムと程よい重量で、軸は少し太めです。長さは132ミリで、少し短めです。先日紹介したぺんてるのP209と同じくらいです。

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大人の鉛筆と違い、クリップが実装されています。クリップは小ぶりです。オレンズネロやS20程ではありませんが、手への干渉は最小限に抑えられています。クルトガアドバンスと同じくらいの位置です。

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このアングルから観察すると、鉛筆と同じ材料が使われていることがよくわかります。

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チャックは金属製です。口金も金属(黄銅?)でできていて、全体的に低重心となっています。

重心位置を大人の鉛筆と比べてみましょう。

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重心からペン先までの距離が大人の鉛筆よりも短いことがわかります。また、全長が短いことで、後端部の回転モーメントが小さくなります。

筆記感は大人の鉛筆に比べるとかなり安定しています。手持ちのどのシャープペンシルとも違う、独特の安定感があります。

口金にはスリーブがあることにより、ペン先の視界がよくなっています。

芯の太さが2ミリもあると、書き続けると線がかなり太くなります。そのままラフに書き続けるのもいいですが、一般筆記にも使おうとすると、芯削りは必須です。わたしは二つ持っています。

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上の芯削りが北星鉛筆の大人の鉛筆に付属していたもので、下のは925-25-20を買ったときに買ったuniのものです。かつて楕円形のArtisという芯ホルダーがあったのですが、そのブランドのものです。

下の写真はArtisで削った芯先です。

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下の写真は大人の鉛筆で削った芯先です。

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 付属の芯はなめらかで、硬度はHBくらいだと思います。大人の鉛筆の芯とは違います。伊東屋のウェブサイトを見ると、替え芯は国産となっています。調べてみると、他には三菱鉛筆かオートくらいしか国産の2ミリ芯はないようです。

このシャープペンシルは芯削りで芯を削ろうとすると芯を保持する部品ごと回転しやすいです。大人の鉛筆は回転しないのですが。頻繁に芯を削る人にとってはデメリットになるでしょう。もっとも芯だけならカッターで簡単に削れますが。

ヘルベチカ 2.0mm芯シャープペン(木軸) 黒

ヘルベチカ 2.0mm芯シャープペン(木軸) 黒

 

 

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