プラチナ万年筆 万年筆インククリーナーキット

昨日、プロシオンを使っていたら急にインクフローがしぶくなって書きにくくなりました。インクがほぼなくなっていたので、新しいカートリッジに交換したのですが、フローが戻りませんでした。顔料インクを使っているせいかなと思い、ハンズでインククリーナーキットを買ってきました。最後のひとつでした。

f:id:digistill:20190405215055j:image

ちなみに、インククリーナーキットにはプラチナ万年筆専用とヨーロッパサイズ専用があるので買うときには注意してください。

クリーナー溶液は5袋入っています。

プラチナ万年筆専用のスポイトが付いています。

f:id:digistill:20190405215730j:image

こんな風に使うと、洗浄しやすくなります。

f:id:digistill:20190405215735j:image

専用液は10倍希釈して使います。説明書によると一昼夜漬けるらしいので、明日の夜まで放置しておこうと思います。

ところで、ハンズに試筆できるキャップレスのFがあったので試してみました。ちょっと筆跡が太めかなと思ったのですが、書きやすさはわたしのキャップレスと似ていると思いました。

一般的に万年筆は金ペンが書きやすいと言われているように思いますが、金ペンにもハズレというか、相性が合わないペンもあります。使い込んだり、ペンクリニックで調整しながら書きやすくなったりしますが、納得できるポイントまで持って行けていないペンがあります。

そんな中、キャップレスは最も書きやすいペンです。ニブの感じやペンバランスが一番しっくり来ます。わたしのキャップレスは調整してもらっているので、調整なしのキャップレスが本当に書きやすいのか確信が持てなかったのですが、おそらく一般的に書きやすい万年筆なんだと思います。Fでも気持ちよく書けるので、Mはもっとすごいかもしれません。

そのほかは、カスタムヘリテイジ912のウェーバリーと、#3776センチュリーのMは書きやすいです。

f:id:digistill:20190405221038j:image

ちなみに、評判のいいカスタム74はなぜかあまり好みじゃないです。

最後に平和記念公園の桜。今日はちょうど満開直前という感じでした。

f:id:digistill:20190405221622j:image

f:id:digistill:20190405221729j:image

プラチナ万年筆 万年筆インククリーナーキット ICL-1200#0

プラチナ万年筆 万年筆インククリーナーキット ICL-1200#0

 

 

 

シャープペンシルを調べてみた結果ケリーが1位だった

サンプルとして以下のものを使いました。

f:id:digistill:20190331141040j:image

ネットを調べると書きやすいシャープペンシルとして紹介されているペンだと思います。S20の代わりにS5を選んだのは私の好みです。

  • パイロットS5
  • ぺんてる グラフ1000
  • ぺんてる スマッシュ
  • ぺんてる ケリー
  • ぺんてる オレンズネロ

やたらぺんてるが多いのが気になりますが。

調べたのは以下の3つ。

f:id:digistill:20190331140358j:image

つまり、全長L、先端から重心までの距離l、重量Wです。今回は芯を出さずに評価しています。メーカーや芯径が違うと一回あたりのノック量が異なるからです。

重心は丸棒を使って調べていますが、1ミリ程度の誤差はあると思います。重量は0.1グラムまで測れるタニタの電子天秤を使いました。芯の量がまちまちなのでそのあたりも誤差になります。抜かなかったのは単純に面倒だったのと、筆記時には何かしら芯は入っているだろうと考えたからです。

 

重量W

S5: 11.3 g

グラフ1000: 11.1 g

SMASH: 12.7 g

ケリー: 21.3 g

オレンズネロ: 17.0 g

 

全長L

S5: 146 mm

グラフ1000: 147 mm

SMASH: 139 mm

ケリー: 132 mm

オレンズネロ: 143 mm

 

先端から重心までの距離l

S5: 69 mm

グラフ1000: 73 mm

SMASH: 68 mm

ケリー: 64 mm

オレンズネロ: 67 mm

 

 

相対重心位置をl/Lと定義します。これは全長に対して重心がどこにあるかが回転した時に重要だからです。

また、重心下重量をl/L*Wと定義します。これは重心から下にどのくらいの重量があるかを意味します。重心の位置だけでなく、そこに重量的なものを加えて考えた方が低重心感の指標になるのではないかと考えたからです。これが妥当な評価パラメーターなのかという点に関しては、官能的な評価をするべきでしょう。

これに加えて先端から重心までの距離lも指標のひとつとしました。

 

これらを順番に並べて、1位を5点、2位を4点・・・、5位を1点としました。

l/L

  1. グラフ1000: 0.497
  2. SMASH: 0.489
  3. ケリー: 0.485
  4. S5: 0.473
  5. オレンズネロ: 0.469

 

l/L*W

  1. ケリー: 10.3 g
  2. オレンズネロ: 8.0 g
  3. SMASH: 6.2 g
  4. グラフ1000: 5.5 g
  5. S5: 5.3 g

 

先端から重心までの距離l

  1. ケリー: 64 mm
  2. オレンズネロ: 67 mm
  3. SMASH: 68 mm
  4. S5: 69 mm
  5. グラフ1000: 73 mm

 

総合的な結果をまとめました。RANKというのがランキングのことです。

f:id:digistill:20190331144112j:image

これが妥当な結果の見方なのかはよくわかりませんが、ケリーが書きやすいと言われているのが納得できたような気がします。ただ、l/L*WはWに比例しますので重いペンほど有利になります。ケリーは重量が大きいためこの指標に対しては有利に働きます。この指標にはもう少し工夫をした方が良さそうです。

グラフ1000は重心位置はほぼペンの真ん中なのですが、全長が長いことで重心位置が結果として高くなり、結果が悪くなってしまいました。

スマッシュは全長が短めで、重心位置のバランスも良く、そこそこの重量感があるため、結果として上位にランクしています。これは結構妥当な結果であり、スマッシュ人気の一因はこの辺にあるような気がします。もともといいペンが、認知度が高くなることで、より一層評価を上げているということだと思います。

ぺんてる スマッシュ 0.5 限定色

本通りの近くに行く用事があったので、多山文具に行ってみました。

目的は昨日入荷したはずのスマッシュの限定色。0.3は全色買ったのですが、0.5で持っておきたい色があったからです。行ってみると0.3は数本を残してほぼ売り切れ。0.5の限定色もだいぶ無くなっていました。しかし、目的の色は2本ありました。これです。

f:id:digistill:20190329212017j:image

この色の0.5を普段使いしたかったのです。きれいです。

最近、改めてスマッシュを意識的に使ってみて、その良さを実感しています。スマッシュのシャープペンシルとしての機能は非常にシンプルです。書きやすくてタフ、ただそれだけなので筆記に集中できます。重心は芯硬度表示窓の上端付近にあります。

f:id:digistill:20190329215941j:image

スマッシュは重心位置が絶妙なんです。

f:id:digistill:20190329220925j:image

視差のせいで原点がズレてるように見えるので、念のため下に原点付近の写真を示します。

f:id:digistill:20190329220839j:image

筆記時のことを議論するので、芯は1 mm出しています。その時、スマッシュの全長は約140 mmです。一方、重心位置はペン先から約70 mm。つまり、重心とペンの軸方向の中心位置がほぼ一致していることになります。また、この位置は筆記時のペンの回転中心位置と一致していることが重要です。さらに、ペンが動くことを考えると、同じ角速度でも回転中心から離れた部分は速度が上がってしまいます。そうすると余計にエネルギーが必要になります。回転軸に対して軸対象な形状でさらにその部分に重心があるものとして代表的なものにジャイロがあります。ご存知の通り、ジャイロは回転させても受け部分にトルクを生じません。安定して回転します。スマッシュがすべての位置で密度が一定なわけではありませんが、ジャイロのような効果が期待できるのではないかと思います。

よく低重心がいいと言われますが、重要なのは、適度な重量、重心位置、その重心位置が自分のペンの握り方で回転中心付近にあるか、また、重心がペンの中央にあるかなどが大切になります。当然、回転モーメントだけがすべてじゃありません。人によっては少しバランスが崩れているものが好ましいと思う人もいると思います。重いペンを使いこなせる人もいれば、軽い方がいい人もいるでしょう。ペンの握り方、筆圧、筆記角度、好みなどで最適と感じるバランスは変わるでしょう。いずれにせよ、人の好みには多様性があるので、こうでなければならないなどと考えるのは早計です。物理的に合理的と思われるものが最適解だとすれば、プロダクトデザインの多様性は失われてしまいます。原則そうだけど、それだけじゃないじゃんってのが現実ではないかと思います。

ところで、パイロットのS20の書きやすさの理由のひとつは芯にあるんじゃないかという気がします。普通、シャープペンシルに付属している芯はHBですが、S20はBなんです。

 f:id:digistill:20190329215231j:image

そこで0.5のB芯を買ってきました。シャープペンシルの芯は出来るだけ純正で使いたいので、2種類買いました。

f:id:digistill:20190329213517j:image

ちなみに手元にある0.5の芯はこれだけあります。

f:id:digistill:20190329224936j:image

同じものが2個あるのはご愛嬌です。汗

アインシュタインのBをスマッシュに入れて書いてみましたが、HBとの差は小さいです。それもそのはずというか、アインシュタインは2Bでも結構しっかりしています。それではと試しにネオックスグラファイトのBを入れてみたのですが、S20よりも固めに感じました。同じ芯でも軸によってだいぶ雰囲気が変わるようです。おそらく微妙な持ち方の違いやそれに起因する筆圧などが影響するんだと思います。

ノックをできるだけしたくないのと、細い芯は線が細いので必然的に紙との接触面圧が高くなるため、硬くても濃い筆記線が期待できます。硬い下敷きを使って面圧が逃げないように工夫することで、線を濃くすることもできます。最近は勉強に使う細いシャープペンシルではHBを使うようにしていたのですが、Bも悪くありません。使い分けてみようと思います。

クツワ HiLiNE 折りたたみアルミ定規

今日はツイストノートのリフィルを補充しに、紙屋町のオフィス21に行きました。メモサイズは結構どこにでも置いてありますが、薄色方眼罫のN-1650SWが手に入るのはわたしが知る限りでは、広島市内ではここだけです。このリフィルは80 g/㎡の用紙なのでしっかりしている上に、罫線の色の具合が気に入っています。

そこでついでに買ったのがクツワ HiLiNE 折りたたみアルミ定規です。

f:id:digistill:20190326205444j:image

30センチメートルの定規は時々使いたいことがあるのですが、大きいので持ち運べませんし、デスクに置くにしても邪魔です。折りたたみ式の定規は以前から興味があったのですが、精度や耐久性が気になって買うまでには至りませんでした。

クツワというとなんとなく学童用の文房具というイメージですが、HiLiNEシリーズは大人向けのラインナップがそろっています。

早速みてみましょう。

f:id:digistill:20190326210616j:image

ブラックに白の線がいい感じです。

f:id:digistill:20190326210703j:image

裏から見てもきれいです。

f:id:digistill:20190326210724j:image

広げるとこんな感じ。広げるときにはそれなりに力が必要なくらい、がっちり作ってあります。

動かすと15度おきにクククッというようなクリック感があります。

収納の際にはロックが自動的にかかるようになっています。下の写真がロックです。

f:id:digistill:20190326211148j:image

裏から見るとこんな感じ。

f:id:digistill:20190326211226j:image

使い方はパッケージを参照してみます。

f:id:digistill:20190326212039j:image

最初は少し戸惑うかもしれませんし、慣れるまで若干使いにくく感じると思います。

樹脂部品の歪み弾性を利用しています。材質にもよりますが、ポリアセタールあたりで作っていれば、実用上、耐久性に問題はないでしょう。

f:id:digistill:20190326212109j:image

そこで、材質表示を見るとPOMと書いてありますが、これがポリアセタールです。POMはPolyoxymethleneの略で、ポリアセタールと同じ樹脂を示します。別名でジュラコンと言ったりもします。機械強度や耐摩耗性が高く、寸法安定性がよいなどの特性があるエンジニアリングプラスチック(エンプラともいう)です。バッグなどのバックル類にもよく使われています。設計や締結方法に問題がなければ材料選定や使い方としては問題ないでしょう。

裏から見たときの写真を見るとわかるのですが、必要以上に開かないようにストッパー構造をちゃんと設けています。このような配慮ができる設計者ならきっと問題ないでしょう。

f:id:digistill:20190326210753j:image

つなぎ目も結構いい感じでつながっています。線を引くとつなぎ目の存在はわかりますが、筆記線への影響はほとんどありません。

こに定規は紙をきれいに切れるという特徴もあります。正直、普通の定規でも問題なく紙なんか切れるわけで、何が違うの?って感じですが、違いを観察してみましょう。 

f:id:digistill:20190326213351j:image

この状態で写真を撮りました。少し拡大してみましょう。

f:id:digistill:20190326213257j:image

方向をそろえた状態をイラストにしてみましょう。

f:id:digistill:20190326213910j:image

一般的な定規はシャープペンシルのガイドパイプが当てやすいように少し垂直に立ち上がった部分があります。しかし、紙を切る道具としてみた場合、切りたい部分力が伝わる前に上の立ち上がった部分に力がかかります。

f:id:digistill:20190326215155j:image

ココに切ろうとする力が伝わるわけです。

極端な場合として厚い部分でゆっくりと紙を引くと、ココに相当する部分で紙が切れているのが観察できます。

f:id:digistill:20190326215257j:image

素早く引っ張ると、下の部分で切れるモードがメインになるようですが、ココ部分で切れようとする力が発生するため、切り口が波打ったような感じに汚くなります。

実際に切ってみると、普通の定規との差はそれほど明確じゃない場合もありますが、何度も切ってみると平均的にきれいに切れるようです。

欠点は、ちょっと分厚くて重いです。価格的なことを考慮すれば、30センチという長さが重要でないなら、無印良品の80円の定規で十分だと思います。ただ、モノとしての所有欲は結構満たされますね。

 

クツワ HiLiNE 折り畳みアルミ定規 XS31BK ブラック

クツワ HiLiNE 折り畳みアルミ定規 XS31BK ブラック

 

 

 

好きなシャープペンシルを5つ選ぶと、、

とあるYouTubeチャンネルで好きなシャープペンシルを選ぶ企画をしています。

途中経過ですが、勝手に集計してみました。下の5つがダントツで人気を集めているようです。

  1. スマッシュ
  2. S20
  3. オレンズネロ
  4. グラフ1000
  5. ケリー

ちなみにわたしが選んだのは以下の通り。順不同です。

  • スマッシュ
  • ケリー
  • ラピッドプロ
  • S5
  • ドラフィックス300

好きなシャープペンシルと一言でいっても、選ぶ基準によりますし、時期によっても変動します。わたしが選ばなかった、オレンズネロやグラフ1000も好きなシャープペンシルから外せないものです。

ちなみに、アンケートの次点で気になったのはカヴェコのペンシルスペシャルです。何度か買おうと思いましたが、ちょっと高いので未だに手には入れていません。しかし、いつか手に入れたいペンのひとつです。

*****

ジム98回目。始めてからもう少しで10ヶ月です。始めた当初は体重は落ちたのですが、今はほぼ過去最高です。肩周りとか胸がパンパンなのでTシャツやワイシャツが合わなくなってきました。最近は少し絞り気味にしてます。まずはここから10キロは落とす予定です。中1日で3連続はさすがに疲れた。

明日は病院に行きます。1ヶ月前、只見町に出張に行った時に右手の中指を痛めたのですが、いつまでたっても治りません。キーボードを打つだけで痛いので、ちょっと検査しようかなと。伸ばす方向には激痛なのですが、握る方向にはあまり痛くないです。そのため筋トレとかはごまかしつつできるのですが、症状は悪化するような気もしてます・・・

連絡はこちらから