たばこ1000円?!

アメリカやイギリスでは既にタバコの値段は千円前後らしいが、日本でいきなり1000円はやり過ぎだろうと思う。一方では、先日も書いたようにメタボリックメタボリックとわかったようなわからないようなことで騒ぐくらいなら、発ガン性との相関が明らかであると言われているタバコを値上げして、タバコを吸う人を減らすという考え方の方が受け入れやすい。
ところで、自分は15年以上喫煙者だったが、二年前に禁煙を始めてから今に至るまで一本も吸っていない。こう書くと禁煙は成功したんだろうとタバコを吸ったことがない人は思うかもしれない。でも、おそろしいことに未だにふとタバコを吸いたくなる瞬間ってのがあるんだな。ニコチン依存はもうないと思うのだが、精神的な依存っていうのがなかなか抜けないようだ。おもしろいのは、イライラしたときとか、嫌なことがあったときに吸いたくなるわけではない。例えば、出張の時に駅で電車を待っているとき等に吸いたくなったりする。
どういうことか最初はよくわからなかったのだが、多分こういうことだ。日常生活の範囲ではあらゆるシチュエーションにおいて吸わない努力をこれまでにしてきたので、我慢することに慣れてしまっている。でも、出張というのはそれほど頻繁にあることではない。禁煙前に必ずタバコを吸っていたタイミングがいきなり来ると、そういうシチュエーションにおいてタバコを吸うことを我慢することに慣れていないので、吸いたくなるのだ。これは何も出張のときに限らない。音楽を聴いたときや、いつもの路地で空を見上げたとき等、いくつかの条件が重なると吸いたくなるのだ。もちろん、吸いたいという気持ちは1分もすれば消える。おそろしいのはこういう風にタバコのことを書いていると、ちょっとタバコを吸いたくなる。
タバコへの依存性ってのはほんとに怖いと思う。逆に言えば、それだからこそ今後タバコを吸うことはない。
タバコを吸って良いことというのは、吸って悪いことよりもかなり少ない。タバコのことを百害あって一利無しとか言う人もいるが、自分はそうは思わない。具体的には言わないが、いいこともある。でも、それに対する悪いこと、めんどくさいことがいかに多いか、タバコをやめてみて初めてわかった。
タバコを吸い続けていた頃、自分はタバコが一箱1000円でもタバコをやめることはないだろうと思っていた。でも、そこが実際的なリミットだろうなとも思っていた。
タバコをいきなりやめることができる人も居るらしいが、自分の場合、ニコレットを使って、2、3回失敗したあげく1、2年のスパンでやっとやめられた。禁煙する前は、どんな禁断症状がくるんだろう・・・と怖かったが、実際はそれほど強烈な禁断症状ってのは出なかった。イライラして仕方がないってこともなかったな。動機がしっかりしていれば、タバコは間違いなくやめられると思う。
禁煙に忍耐力とか精神力なんてのはあまり必要ないと思う(もちろん、全く必要ないとは言わないが)。禁煙を成功させるにあたってホントに必要なのは動機だ。これは間違いない。言い換えれば、強い動機がなければ禁煙するのは非常に難しいとも言える。だから、ここで禁煙してみたら?とは言わないことにしよう。最終的には自分で決め自分で実行する以外に方法はないのだから。ただ、ここに書いたことが多少の参考になればと思って書いている。