生物の基本形は女であり、男は女が変形してできたものである。では、男が男たる所以はどこにあるのか。遺伝学的な発見の物語を織り込みながら、男が女のできそこないであることが語られる。生物学を本格的に勉強したことがないので、サラッと読んだだけでは全て理解できなかったけれど、なんとなく知っていることも多く、おもしろかった。男の平均寿命が女よりも短いのは知っていたが、それは男が女の出来損ないで、全てにおいて生物学的に劣っているからだということらしい。う〜む。
本の最後の方に、男の快感の感覚とジェットコースターの感覚の類似性を述べているのだが、自分はちょっとよくわからなかったな。
読み物としたら、「生物と無生物のあいだ」の方がおもしろかったかな。
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