距離センサ(メモ)

会社で年に一回、小中学生向けの実験教室みたいなのに参加している。去年、回り回ってなぜか社長命令で自分が引き受けることになった。自分の本業以外の仕事というのはめんどくさいものだ。本業以外の仕事をすることに理解を示さない人もいる。でも、本業以外の仕事というのは結構勉強になると思うのだ。いずれにせよ、やると決めたからには最後までやらなければならない。

今年は大会本部から直接参加要請があった。早速会社に許可をもらい、取り組んでいる。
そこで、距離を測るセンサーがあると便利だねということになった。距離センサーにはいろんなものがあり、仕事でも使っているのだが、小中学生向けの実験で使うようなものではない。実験の性質上、ミクロンオーダーの精度は必要ない。センチオーダーでも十分用をなすのだ。なんか安くていいのがないものかと、ネットを調べていたら、よさそうなのがあった。

シャープの測距センサユニットだ。このなかでも、GP2D12を使用した例がネット上にたくさんみつかった。しかも、GP2D12は非常に安価で1000円前後で手に入るらしい。検索するといろいろヒットするが、「PSD調査報告書」というのが比較的まとまりがよく理解しやすかった。自分は化学系が専門なので、電気回路云々はあまりよく理解していない。よくわからなくても、とにかく具体例をパクってまねするところから始まる。やるうちになんとなくわかってくるし、よっぽど高度なことでなければ最終的にはだいたいうまくいくものだ。
とどのつまり、GP2D12は5Vの電源を供給してやると距離に反比例したような特性で電圧を出力するセンサということらしい。5Vを安定供給するには「浅草ギ研 PCと赤外線距離センサー」にあるような回路がいいのだろうか。この辺はあまり詳しくないので、会社の電気に詳しい人に頼んでみようと思っている。センサから電圧が帰ってくれば、後はLabViewの電圧モジュールに差し込めば、PCにデータが入ってくるだろう。自分はこういうのに詳しくないので、LabViewの電圧モジュールにはいつも助けられている。LabViewを使わなくても浅草ギ研のウェブページにあるようにADC(アナログデジタルコンバーター)を自作して、しかるべき端子を接続すればPCにデジタル信号として引き込むことも可能だ。めんどくさければ、買ってしまえばいいのだろうが、最初からそれではおもしろくない。

本番は秋なので、早速取り寄せてお試ししてみようと思っている。
日常生活でもなんかおもしろいことに使えそう。
うまくいかなかったら、「ものさし」で妥協しよう・・・
ちなみに、カシオの関数電卓にもオプションとしてセンサーインターフェースといくつかのセンサが準備されている。
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