写真を撮るということ

ひとくちに写真といっても様々な写真がある。
鉛筆という道具で絵を描く人もいれば、計算をする人もいれば、文字を書く人もいるように、写真というのは単なる手段に過ぎない。
自分の場合、写真はいい景色に出会ったときのマーキングのようなものに近いのではないかと感じている。目的は異なるが、犬が自分のナワバリにマーキングするのと似ている。
目は実体をそのまま見ていない。
丸は丸に見え、四角は四角に見える。それは当たり前のことだ。でも、ホントにそうだろうか。テレビで視覚のアハ体験とかしてるけど、アレなんかがいい例だ。見えているものが見えてしまうまでは見えないなんてことはよくある。
写真を撮ろうと思うながら街を歩いていると、目の前の光景をじっくり見ることが増える。そうすると普段見えないものが目に入って来る。いろんなモノが何かを伝えてくれる。モノにインスパイアされた心の有体を写真という平面に再現する行為が写真を撮るということなんじゃないかな。
心を豊かにしながら生きるコツを探っているような感じだ。