Nikon 1 V1 - デジカメWatch

Nikon 1 V1 - デジカメWatch

Nikon 1 V1のレビューがきた。
このツルンとした外観はいかんともしがたいので、気の利いたケースが欲しいところだ。

自由作例を見ると、輝度ノイズをそれほど強く消さずにディテールがよく残っていると思う。
ノイズというのは悪者のように言われることが多いが、自分の場合、XZ-1でもRAWで撮影することが多く、またノイズリダクションも基本的には施さずに画像を使う場合が多い。特にモニタでみたり、縮小する場合などノイズなんてほとんど関係ないし、ノイズを消しすぎるとモヤモヤしてきて、写真のキレがなくなるのであまり好きじゃない。XZ-1はjpg撮影すると、同じカメラとは思えないくらい細部がつぶれた仕上がりになってしまうので、基本はRAW撮影だ。メモ的な記録写真の場合、画質にこだわってもしょうがないので容量重視でjpg撮影する。
Nikon 1 V1の場合、ノイズの残し方がかなりうまいと思う。これなら安心してjpg撮影できるのではないだろうか。
画質のグレード的には高級コンパクトカメラ以上、ニアイコールAPS-Cデジタル一眼レフって感じではないだろうか。

高感度画質なども結構よくて、ISO1600から3200でも十分使えるのではないだろうか。ただ、レビューを見るかぎり、ノイズリダクションはオンオフしか選べないらしく、ちょっと残念だ。
K-7はノイズリダクションの方式が3パターン選べ、その強度も9段階で設定することができる。合計で27の組み合わせでノイズリダクションの状態を決定できるのだ。
Lightroomなどでノイズリダクションをあれこれいじってみると、ノイズというのはありすぎてもうるさくなるし、なさすぎてもキレがなくなるのがよくわかる。個人的には輝度ノイズの低減は最小限にとどめて、色ノイズは割りと強めに消す方がいい感じになると思う。いずれにせよ出力するモノを意識して決めることが大切だと感じている。
そういう意味で、ノイズリダクションをオンオフしか選べないといというのはちょっとさみしいところだ。
V1はカメラのメカニカルなインターフェースも最小限に抑えられており、どちらかというとシンプルとかミニマルがコンセプトなのだろう。

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