万年筆の魅力

最近はすっかり万年筆にハマってしまっている。

実用性や経済性でいえば、決して優れた道具であるとは思わないが、万年筆には不思議な魅力がある。長く使える道具としての魅力があるのだ。

ボールペンは軸は長く使えるものはあるだろうけど、ペン自体は交換が必要だ。トラディオ・プラマンのような一種のフェルトペンもそうだ。一方、万年筆のニブは一生ものと言っていいほどの耐久性がある(らしい)。万年筆には若干の当たり外れというか、個性がある。また、使い込むうちにペンポイントがわずかに摩耗し、自分の書きグセにフィットするというのだ。そこまで使い込んだ万年筆がないので、それがどんな感じなのかはよくわからないのだが。

ここ数日のメインはサファリとキャップレスだ。書き味はキャップレスがダントツにいいのだが、サファリ(F)と極黒の組み合わせはスムーズなペンポイントと安定した太い線、ステンレスニブの独特の固さがメモや雑記に最適だ。インクを極黒にしてから、線が若干ドライになり、エンピツ的な雰囲気に近づいたのだが、そのドライな感じが気に入っている。サファリは比較的安価だし、キャップが嵌合式なので、気軽に取り扱えるのもポイントが高い。ネットを検索すると、最初の一本としてサファリをオススメする人が多いが、ナルホド納得なのだ。サファリの魅力に7年間気が付かなかった自分は相当見る目がないと思う。ただ、以前も書いたが、自分のサファリは筆記角度が若干ずれると引っかかりが出る場合があるので、リッチさには欠ける。

自分のデスクで文章を書いたり、手帳に書き込んだりするのにはキャップレスを使っている。まだ新品で手に馴染んでいないので、今は慣らし運転的に使っているが、そのうちガンガン使うようになると、サファリの位置を脅かす存在になるかもしれない。

今は、この二本で全てが事足りてしまう。

(↓左から、

パイロット カスタム74FM、

LAMY サファリF、

パイロット キャップレス絣(青)F、

パイロット カクノM)

P1050698.JPG

 

カスタム74はペンクリニックに出してからFMより線が細くなってしまったため、キャップレスと用途がかぶるようになった。ただ、キャップレスよりもニブの弾力があるため、気分転換用として持っておきたい。個人的にはもう少しスムーズな筆記感が好みだ。カスタム74は元々はスムーズな筆記感だったが、インクの出方が好みじゃなかったので、セーラーのペンクリニックで長原さん流に調整してもらった。かなり削ったので、すでにパイロットの万年筆とは呼べない。長原スペシャルとして大切に使おうとは思っている。

カクノMは今はバックアップとして持ち歩いているが、カートリッジインクが切れたら、洗浄して保管しようかと考えている。あるいは赤インクを入れて、赤ペンとして使うのはありかもしれない。

カクノのFは完全に用途を失ってしまった。決して悪いペンじゃないので、最初の一本としてはカクノのFもありだろう。個人的にはMの方が好みだが、手帳などへの筆記を想定するならFがいいだろう。

今は、この二本で全てが事足りてしまうと書いてはみたけど、まだまだ試してみたい万年筆があるといえば、ある・・・。

 見た目で言えば、サファリのスケルトンとか、カスタム74の透明軸なんかに興味がある。ペン先の太さもMとBは一本ずつ持っておきたい。Mはキャップレス、Bはパイロットのカスタム74かセーラーのプロフィット21かなぁ。いわゆる超高級品的な万年筆にはあまり興味はない。万年筆はあくまでも長く使える実用的な道具として興味があるのだ。

 

LAMY サファリ スケルトン 万年筆(F) スチールペン先 L12-F 〔正規輸入品〕

LAMY サファリ スケルトン 万年筆(F) スチールペン先 L12-F 〔正規輸入品〕