万年筆の魅力

プロフィット21を購入した記念(?)に万年筆を全部並べてみた。なんだかんだ言って8本もあった。サファリを1本なくしているので、これまでに9本購入したことになる。厳密には付録についていた万年筆があともう1本あるのだが、会社に置きっぱなしで使ってない。それを入れるとプロフィット21が10本目か。

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いろいろ書き比べてみて、それぞれのペンにはそれぞれの特徴があるなぁと思った。

ZOOM505のような水性ボールペンは筆圧をかけずに書けるし、線も安定していてその点だけをみると非常に書きやすい。しかし、一般のボールペンすべてに言えることだが、ペン先は金属の塊だから紙へのあたりが強い。少々荒く扱っても壊れることはないし、最悪、リフィルを変えれば、当然ペン先も変わるので、神経質になる必要はない。

一方、万年筆はペン先が金属の板なので、しなりが生じ、紙へのあたりがソフトになる。まず、このしなり具合がペン先の材質や形状で微妙に変わるため、第一のペンの性格がこれで決まる。主に金の合金や鉄の合金(ステンレス)が使われる。

次に、紙にあたるペンポイントだがここの材質は基本的にイリジウム合金だ。非常に硬く削れにくい金属だそうだ。第二にこの部分の大きさ、形状でペンの性格が変わる。昨日の自分みたいに、イレギュラーな大改造をすると、世界のどこにもないとまではいわないけれど、独特の一本が仕上がるわけだ。日本全国で時々開催される各社のペンクリニックなどでペンのコンディションを整えることが可能だ。また、ショップによっては独自にペン先調整してくれるところもある。形状のほんのちょっとした違いでペンの性質がガラッと変わるので、こだわりだすと、どうしても最終的には人の手が必要になる。さらに、ペンポイントは使ううちに若干削れる。それにより自分の手に合ったペンが育ってくるという性質がある。ボールペンのようにリフィルを変えたらペン先も変わるというわけではなくて、何十年も使えるものだけに、どうしてもこだわりたくなる部分だし、使ったペン先は世界に同じものが存在しないので、相性や育てるという感覚が芽生え、独特の愛着がわいてくるわけだ。

あとはペンの軸。これは手と直接接する部分だけに影響が大きい。材質や握りだけでなく、ペン先と紙の摩擦によって生じる摩擦振動の伝わり方が違うように思う。例えば、キャップレスはペン先の支持方法が普通の万年筆と異なり、内部で強く結合されていない。また、軸が金属で重いため、振動の伝わりが弱いように思う。結果、非常に滑らかで安定しているように感じるのではないかと考えている。

最後に、インク。色相、彩度、明度、いわゆる「色」や粘度などで筆跡が大きく変わる。コンバーター(左から三番目の透明軸のサファリの中に入っている赤い部品が付いた部分)というインクを吸入する道具を使えば、様々なインクを使うことができるようになる。

と、長くなりそうなので、とりあえずこの辺で終わり。

さて、そろそろ準備して福屋の万年筆売り場にまた行って来よう。どうもキャップのねじ切りの方向が悪いのか、キャップの端面がペン軸と干渉しているような気がする。