ジブン手帳の著者が書いた手帳本「速攻で仕事をする人の手帳のワザ」を読んでみた

夕方、近所の書店をぶらぶらしていたら、佐久間英彰さんの書いた本「速攻で仕事をする人の手帳のワザ」という本が目に入った。佐久間さんといえば、ジブン手帳の生みの親である。発行日を見ると2014年なので2年ほど前に発行された本だ。

一般的な手帳を使う人にも役に立つように書いてあると書いてあるのだが、ジブン手帳のフォーマットを意識して構成してある。ジブン手帳を考案した人の手帳本なんだから、そうなるのは当たり前だ。最近発行された「ジブン手帳公式ガイドブック」よりも実践的な内容が書いてあり、なるほどそういうことだったのかと発見も多かった。

「26予定は矢印、結果は枠で囲むだけ」

ジブン手帳には使用例が書いてあるんだけど、枠で囲んである予定があることの意義があまりよくわかっていなかった。矢印で時間がわかるように書いてあるんだから、わざわざ枠で囲むのは無駄だと思っていたのだ。重要な要件を視覚的に目立たせるという程度の意味はあるかもしれないと。しかし、この節を読んで、枠の解釈が違うことがわかった。矢印は予定を示すものだが、枠は実績を示すものだったのだ。再度、ジブン手帳の使用例を見てみると、1月10日火曜日の14時くらいのところに「(point)完了後枠で囲むとわかりやすい。」と書いてある。これがつまり、そういうことだったのだ。

よくよく見ると使用例の(point)と書いてある部分の深堀した解説が「速攻で仕事をする人の手帳のワザ」に書いてある。公式ガイドブックの「世界一くわしいトリセツ」やジブン手帳の「使用例」と照らし合わせて読むと、ジブン手帳というフォーマットの理解が深まると思う。

当然、すべてを取り入れる必要はない。いろんな手帳本を読んでいるけど、手帳に関するテクニックというのは、仕事の内容ややり方、その人の価値観によって変わってくる。もちろん、より普遍的なお作法というのはあると思うけど、すべての人が同じ価値観やお作法でやる必要はない。そもそも、理解できていないことをお作法だけまねても長続きしない。ただし、この手の手帳本は生きる上での価値観を深くするという意味では興味深い。

ノートにページを書いておき、予定のところとリンクさせるという技はおもしろいと思った。本の最後の方で紹介されている文具もおもしろいものが多い。ページを書き込む道具としては、シャチハタのページナンバースタンプが紹介されていた。フォントはゴシック体タイプと明朝体タイプがあるようだ。買おうかな。

www.shachihata.co.jp

 

 

速攻で仕事をする人の手帳のワザ (アスカビジネス)

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ジブン手帳公式ガイドブック2017

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手帳という武器をカバンにしのばせよう

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