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トンボ エアプレス

ボールペンは基本的に下向きに使うことを想定して作られている。壁に貼られたカレンダーなどに筆記すると、リフィル内に空気が入り、書けなくなることがある。また、立ちながら筆記するときにも不安定になりがちなのでそのリスクはあるだろう。

そんな使い方を前提に作られたのが加圧式のボールペンだ。

加圧式のボールペンは自分が知る限り、大きく分けて以下の3種類が販売されている。

パワータンクはリフィルそのものが密閉され、加圧されているタイプだ。ダウンフォースとエアプレスはノックしたときの力を利用してペン内部を加圧する方式を採用している。ノック加圧式のメリットはリフィルは通常の油性ボールペンと同じ構造である。

今回入手したのはトンボのエアプレス。透明とホワイトが売っていたのだが、透明なやつを買ってきた。ダウンフォースとパワータンクは近所の書店で売っているが、エアプレスだけは売っていない。

通常版のボディ表面がラバーになっており、滑りにくくなっているが、透明タイプは全体がプラスチックだ。

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ペン全体の雰囲気はこんな感じ。中が見えていてなかなかおもしろい。

ストラップを通す穴があるので、ネックストラップなどに固定して使うことも可能だ。ペンはがっしりしており、結構重量感がある。

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クリップは金属ワイヤーでできていて大きく開く。おもしろいのはバネが使われていないのにバネ感があること。よく見ると、ワイヤーの固定部分がずれているのがわかるだろう。このずれによりクリップを開いたときにねじりが発生し、復元力が発生する仕組みだ。コイル状にはなっていないが、一種のトーションバネと言っていいだろう。シンプルかつ壊れにくいなかなかおもしろいクリップだ。このクリップがあったから欲しくなったのだ。

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他のペンと比較してみる。

左からドクターグリップG SPEC、ジェットストリーム、エアプレス、ZOOM707だ。

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グリップはかなり太い部類に入る。縦に凸のスリットが入っているので安定感はあるが、ちょっと太すぎる気がする。太さに慣れればこれもありかもしれないが、個人的にはむしろ細いZOOM707の方が書きやすい。

リフィルは通常タイプといっても、ショートタイプでかなりインクが少ない。ただし、筆記距離は500メートルであり、少ないとは言えない。ちなみに、多色ジェットストリーム用の0.7 mmリフィル SXR-80-07の筆記距離は250メートルなので、BR-SFの方が2倍の筆記距離だ。筆記距離の長さは旧油性タイプのメリットのひとつであるといえる。

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筆記感はいい。新油性のような変な滑らかさがないけど、スムーズに書ける。ただし、筆跡濃度は新油性の方が高いが、筆記距離を考えると許容範囲だ。というか、まぁ、普通の油性ボールペンといった感じ。

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 ところで、Amazonのレビューを見ると、ペン先のネジが劣化して緩むというレビューを数多く見かける。なんでかなぁと思って、外してみたら、その理由がなんとなく分かった。ペン先の材料が柔らかく、きつめだ。しかも、ペン先側のネジ山が浅く、ピッチが広いのだ。結果的にねじ込むときにネジが正しい位置から入っているかどうかがわかりにくい。そのせいでねじ込むときにネジ山を壊す人が多いんじゃないかと思う。ねじ込むときには必ず緩く押し当てつつ逆回転させ、カクンと落ちる部分、つまりネジのスタート部分をきっちり確認し(ちょっとわかりにくい)、あまり押し付けすぎずにゆっくりとねじ込み、無理なく入っていくかを確認しつつ締める慎重さが必要だと思う。1/3程入れば後は特に気を付ける必要はないが、締め過ぎには注意。透明モデルだとネジの様子が透けて見えるため、壊しにくいかも。ただ、こういういかにも壊れやすそうな設計はいかがなものか。必要のない時には開けず、慎重に交換する以外に対策はない。ちゃんと作業すればそうそう壊れるものではないと思うが。

下の写真は左がエアプレスで右がオプト。エアプレスはオネジとメネジが通常のペンと逆。

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参考リンク:

trendy.nikkeibp.co.jp

 

トンボ鉛筆 現場を支える!加圧式ボールペン「エアプレス」新発売!

 


トンボ鉛筆の加圧式油性ボールペン「エアプレス」

 

 

トンボ鉛筆 加圧式油性ボールペン エアプレス 0.7 BC-AP20 透明

トンボ鉛筆 加圧式油性ボールペン エアプレス 0.7 BC-AP20 透明