現代社会を生き抜いていくため、あるいは人生を本当に価値あるものにするため、本を読むことは必須であると言っても過言ではない。日々出版される数々の本、電子書籍、インターネット、日常に情報があふれる中、本を読む時間だけがどんどん少なくなっている。
しかしながら、社会に出るとそれなりの知識と教養が備わっていることが前提に話が進んでいくことがある。話題のベストセラーを読んでいないとは言えない空気に背筋が凍りつくような思いをしたことがある人も少なくないだろう。
努力は最小限に、しかし効果は最大限に、そんな欲張りな人こそ読むべき本、それが「読んでいない本について堂々と語る方法」である。
かつて知の巨人と言われた数々の偉人も、決して所有するすべての本を読んでいたわけではない。むしろ、執筆活動や講演活動に時間を取られ、意外と本を読んでいない人もいたと言われている。しかし、なぜそんな人が知識人として尊敬されていたのか。そこには共通する読書に関する方法論があった。これ以上書くとネタバレになるので、ここでは書かないでおこう。
ちなみに、当然、自分は現時点でこの本、1ページも読んでいない。
- 作者: ピエール・バイヤール,大浦康介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/11/27
- メディア: 単行本
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