土曜日に読んだ本 「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」

「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」は「決定版 出世のすすめ」で紹介されていた本だ。

大学から実社会で活躍し社長になるまでの間に、父親が息子へ書いた手紙だ。時系列で書かれており、その時の立場に応じた重要なお話が盛り込まれている。

仕事をしていると、本当に奇妙なことがよく起きる。自分は他人の噂話の類にほとんど興味がないし、あまり聞きたいとも思わない。いいことであれ悪いことであれ、耳に入ることによって自分へ影響するからだ。そして、だいたい耳に忍び込んでくる話というのはどうでもいい情報であることが多い。有益じゃない情報は耳に入れる必要はない。だから、仕事場でも別室を作って、デスクワークはひとりの状態でするようにしている。しかし、それでも耳に入ってくるろくでもないことはゼロにならない。

あの人を騙したかと思うと、この人をおびき寄せるという調子で、そんな人でもしばらくは生き延びるだろうが、実業界は狭い世界である。誠実さを欠く行動の報いはいずれ受けないではいられない。

まさにそういうことだよね!と素直に共感できる。

また、新しいことをすると必ず足を引っ張ったり、失敗をおもしろがる人が出てくる。自分は「何も変えようとせず、行動しない人よりも、100回失敗する勇気を持つ人になりたい」と思っている。

失敗すれば、せいぜい一秒しか嘆いている暇はない。

それまでの私の大きな試みは、ことごとく友人に嘲られ、反対された。幸福であれ、金であれ、満足感であれ、その最大の勝利というべきものは、ほとんど全世間の冷笑を浴びながら手にしたのであった。

 このように普段疑問に思っていて、なかなか自分の言葉として納得できていないようなことが明文化されていると感じる部分が多く、共感しながら最後まで一気に読んでしまった。

 ビジネスマンなら一度は読むべき本。

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

 

 

決定版 出世のすすめ (角川新書)

決定版 出世のすすめ (角川新書)

 

 

連絡はこちらから