大人の鉛筆とトラベラーズノートの無地ノートの相性がいい。
ネットで見て気になった事とか、ブログに書くネタをまとめたり、出張中の交通費をメモしたり。とにかく記録しておこうと思うことをササっと書くのに良い。
道具の質感やサイズというのはすごく大切である。トラベラーズノートはジブン手帳と非常に近いサイズ感なんだけど、明らかにトラベラーズノートの方が使い勝手がいい。ジブン手帳は手帳としてのフォーマットが素晴らしく、かゆいところに手が届く。スケジュール管理帳としてはすばらしい。しかし、サッと手に取って、気になることを書き留めておこうという気にさせるのはトラベラーズノートだ。
大人の鉛筆は芯の太さが2 mmもあるので、書いていると線が太くなる。線が太くなるとそれに合わせて字の大きさも変わってくる。無地のノートは都合がいい。文字や図形を書きなぐるだけなら、特に芯を削る必要性は感じないが、書く内容や気分によっては少し細い線が書きたくなることがある。そんな時は専用の芯削りで少しだけ芯先を削るといい感じになる。
芯を繰り出し、書き、そして時々削る。
このような一連の動作が道具と向き合っているという感覚を呼び覚ます。
トラベラーズノートの白いページを開き、大人の鉛筆を片手に、さて何を書こうかと考える。考えたことを書き記すのではなく、時には書き記すために考えるのも楽しいではないか。