読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Evernoteを使う人と使わない人

Evernoteを使い始めてから7年が経つ。周りにも啓蒙しているんだけど、いまだに使いこなす人が出てこない。

ちなみに、自分のノート数は15000オーバー。正確に計算したら現時点で16250ノートだった。スキャンしたpdfを保存しているノートが多いので、おそらくA4コピー用紙に直したら4倍から5倍には膨れ上げるのではないかと思う。もしかしたらそれ以上かもしれない。仮に5倍すると8万枚。500枚のコピー用紙の束で換算すると160束分だ。これだけの資料をアナログベースで個人的に保存しておくのは難しい。

数字だけ見たら、なんと膨大な!と思うけど、適当に作ったノートブックを表示してスクロールしていくと意外なほどドキュメントの存在は頭に入っていることを実感する。

Evernoteは使い始めよりもある程度使ってからの方が便利さが増す。

自分の使い方の9割はドキュメントスキャナによる紙ドキュメントの取り込みだ。1割弱はウェブクリップ、残りの部分が自分が打ち込んで作ったメモ。紙のドキュメントは基本的にはスキャンしたら捨てる。ただし、紙ベースの方が参照性は高いので、紙のまま一時的に残すことはあるけど、最終的にはそのまま捨てるか、スキャンして捨てる。ドキュメントの性質によっては毎年同じペースで見返すものもあり、そのようなものはスキャンして再度紙で保存したりするパターンもある。この場合、デジタルでもアナログでも参照できる最重要な情報になる。

ノートブックやスタックはその時々で作っている。日常的にヘビーユースするノートもあれば、1,2個しかメモが入っておらずいつ使ったかわからないようなノートブックも存在する。基本的にルールは決めていないし、整理もしない。明らかな作成ミスじゃないかぎり、ノートを捨てることもない。また作成ミスのノートもゴミ箱には入れるがゴミ箱を空にすることはない。ただし、1年以上使ってないような使用頻度が低く、ノート数の少ないノートブックはノートをアーカイブに入れて削除することはある。

そんな適当なやり方で混乱しないのかといえば、おそらく混乱している。けど、気にしていない。というか、どんなノートを保存しているかなんてことを覚えていられるくらいなら、Evernoteの良さは十分に理解できないかもしれない。ググるとき、ネットにどのような情報があるか把握している人はいないし、そういうふうに考える人はいないと思う。よくわからんけど、とりあえずなんか検索してみるって感じじゃないだろうか。Evernoteもそんな感じ。しかも検索対象は自分というフィルタを通した情報ばかりだから、特殊性がかなり高い情報が多くなる。

当然、所望の記録が間違いなくヒットすることはない。何度も参照したいようなノートはちゃんとわかりやすいノートブックを作ったり、タグをつけたり、キーワードをノートにちりばめておいたり、ショートカットに登録しておくことをおススメする。本当にヘビーユースするようなものは、印刷して手帳にでも挟んでおいた方がいい。何もかもEvernoteありきでやる必要はない。よく参照するノートは、自ずと探し出す方法やコツを覚えるので、すぐにヒットするようになる。最悪、該当しそうなノートブックのノートを作成日やなんかでソートして一から探せばいい。そのようなローテクなやり方でも意外と欲しかったノートは見つかる(ことが多い)。

これまでノートが見つからなくて、困った!ってことはほとんど起きていない。ありがちなのは、そもそもスキャンしてなかったというパターン。これはもうどうしようもない。

Evernoteを使いこなすコツは厳密にルールを決めないことだと思う。きちっとファイルを整理して分類するのが得意な人はむしろデジタルツールにこだわる必要はない。ただし、数万枚のドキュメントを目の前にして、そのすべてを整理整頓する時間があればもっと有益なことに時間を使った方がいいかもね、とは思う。