万年筆 選抜

手持ちの万年筆の中から7本選抜してみた。

左から

  1. セーラー デスクペン
  2. パイロット カクノEF
  3. パイロット プレラF
  4. パイロット キャップレス 絣 F
  5. セーラー プロフィット21 BをF相当に削ったもの
  6. パイロット ボーテックスM
  7. ラミー サファリM

おおよそ、細い順だ。

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セーラーのデスクペンは現行の物とは違う。詳しくは下の記事を参照してほしい。

極細のまさにEFといった線の太さで、筆記感は結構サリサリしている。独特のニブの形状のせいか、ペン先がかなりしなりタッチが柔らかい。ニブが細いので視界がいい。実はかなり気に入っている。

digistill.hatenablog.com

パイロットのカクノEF。線の太さはセーラーのデスクペンとほぼ同等だ。極細にも関わらずペン先になめらさを感じる。さすがパイロットといった感じの仕上がりだ。プレピーもなかなかいい線行っているんだけど、カクノには1000円なりの完成度が感じられる。

プレラF。これはつい最近購入したもの。コクーンも悪くないけど、自分は圧倒的にプレラの方が好きだった。インク「月夜」との相性もばっちり。ステンレスニブのFはもうこれでいいんじゃないかな。

キャップレス 絣 F。ステンレスニブのFよりも若干線は太め。購入時から安定度が抜群ですごく書きやすい。ニブが金なのと、独特のペン先構造のせいで、筆記感は優しい。あまりにも気に入っているため、外で持ち運んで使うことはない。結果的に使用頻度は低いのだが、お気に入り度はトップクラス。

プロフィット21改。長原さんにBからF程度に削り出してもらったもの。セーラーの仕上げ方のせいなのか、デスクペンと同様に筆記時にサリサリ感がある。しかし、引っかかり感は皆無で、デスクペンと同じようにノンストレスであらゆる線を筆記することができる。手持ちの万年筆の中でニブが一番大きいんだけど、大きなニブは安定感があり筆記しやすい。

ボーテックスM。コクーンの中字も悪くない。しかし、ボーテックスのラバーグリップには独特の魅力がある。非常に滑らかで、まったくストレスが感じられない。廃番なのが残念だ。使えなくなったらプレラのMあたりを買うことになるのだろうか。

サファリM。この万年筆は買った当初は結構使いにくかった。どことなくクセがあり、インクフローも渋めだった。一度ニブを外し洗浄し、しばらく使っているうちにだんだんとフローが潤沢になり、ペン先のクセのようなものもなくなっていった。大きな紙にラフに書くような場合には最も適している。国産万年筆のMよりもだいぶ線は太い。

プロフィット21とキャップレスはやはり価格の分だけの安定感を備えている。ニブが金合金のいわゆる金ペンは比較的ペンがしっかり作ってあると思うのだが、金じゃないと書きにくいかというとそんなことはない。万年筆を使うときにはペン先がしなるほど筆圧をかけることはないので、金と鉄の違いはそれほど大きくはない(ないわけではない)。柔らかさだけでいうならば、セーラーのデスクペンが一番柔らかさを感じるくらいだ。少ない経験からいうと、万年筆はニブの材質、形状に加え、ペンの形、大きさ、重量、仕上げ等でその性質が全然違う。また、ペンポイントの仕上げ方でも書き心地が全く異なる。一本で満足するのもよし、よりよいものを見つけるのもよしだと思う。最初から数万円の高級品を買うのもまた一興だろう。ただ、ある程度、いいものから悪いものまで経験してみたほうが、本当にいいものの良さが理解できるのではないかと思う。

アホみたいにペンを次々買うのは、より自分に合う一本に巡り合えるんじゃないかという淡い期待があるんだなぁ。