無印良品 ABS樹脂最後の1mmまで書けるシャープペン 0.5mm

これまで芯をほぼ使い切れるシャープペンシルというのがあるのは知っていましたが、あまり気にしたことがありませんでした。しかし、コンビニで見かけた「最後の1mmまで書けるシャープペン」という無印良品のシャープペンシルのペン先を見て、これはおもしろいと思いました。ペンの先端に小さな三つ割れのチャックがあって、芯を噛みこんでいる様子が心をとらえたんです。ちょうど、マルチ8とか芯ホルダーのシャープペンシル版といった感じです。

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この1mmまで書けるシャーペンは2016年に新型になりました。しかし、わたしがファミリーマートで見たのは旧タイプのゴムグリップのタイプでした。どうやらファミリーマートに売っているのがゴムグリップタイプで、無印良品の店舗においてあるのが新モデルということのようです。どういう方針かまではわかりませんが、今はそうなっています。

今日買ってきたのは新モデルの方です。

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LAMYのスクリブルにどことなく似ています。

重量は芯が3本入った状態の実測で15.3グラムでした。少しペンが太めなので軽く感じるのですが、約13グラムのSMASHよりも重いです。

ラミー スクリブル | ラミー・LAMY

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ペン先に大きな筆圧が掛かると、ペン先がバネの弾性を利用して引っ込みます。実測ですが、約400グラム重の荷重で動作しました。ちなみに、ロットリングのラピッドプロは約330グラム重で動作します(以前の測定では320グラム重)。最近のシャープペンシルの芯は強度が高いため、この機能があればまず芯が折れることはないでしょう。通常の筆記角をキープした状態だと、折るのが難しいくらいです。

軸がABS樹脂で先端が金属なので割と低重心です。ラバーグリップなどは特にありません。艶消し処理された樹脂なので少し滑る感じがします。使っていてツルツルになった方がグリップ感はよくなると思います。

正式な機能というわけではないと思いますが、クリップを固定しているネジを外せば、クリップを外すことが可能です。

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ちなみに、最近、シャープペンシルはラピッドプロしか使っていません。重量感やバランス、クリップの位置、グリップの感触、実用性で言えばこれ以上のシャープペンシルは必要ありません。どれか一本選べと言われれば間違いなくこれを選びます。しかし、プレスマンにはプレスマンの、S3にはS3の良さがあります。イラストを描くときにはrotring600を使いますし、気分転換で大人の鉛筆を使うこともあります。道具にはそれぞれの個性がありますので、これがあればもう終わりってことにはなかなかなりません。

ラピッドプロと。

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最後に、この商品、店舗では裸のままペン立てに立てて売られています。表面処理の性質なのか、傷だらけの個体が多いです。気になる人はよく選んで買った方がいいと思います。

本来ならば、もう少し配慮して設計するか、パッケージに工夫が必要だと思います。あの状態で商品を売り続けるのはいただけません。

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