プラチナ オ・レーヌ プラス

折れないシャープペンシルとして圧倒的な人気と実力の持ち主はデルガードでしょう。実際使ってみて、その真価がよくわかりました。デルガードやオレンズよりも人気がないのか、オ・レーヌは売り場で比較的地味な存在です。売り場によっては置いていないところもあります。

f:id:digistill:20180404170228j:plain

オ・レーヌプラスの折れなさを担保する機能のひとつはセーフティスライド機構でしょう。プラチナ プレスマンやロットリング ラピッドプロ、無印良品の最後の1mmまで書けるシャープペンシルなどに同様の機能が実装されています。簡単に言えば、強い力で芯を押すと芯が軸内部に引っ込む機能です。斜め方向の力には弱いものの、通常筆記における筆圧逃がしには十分な機能を発揮します。基本的には芯を出して書くシャープペンシルだと思うのですが、芯がなくなってもパイプスライドして筆記を続けることができます。動作荷重はラピッドプロと同じくらいです。

オ・レーヌプラスが独特なのは、筆記時の折れなさ以外の折れなさも追及している点です。シャープペンシルの内部に収納された芯の振動等によるダメージを少なくしています。詳しくは下のリンクを見てみてください。

プラチナ万年筆ニュースリリース

さらに、残芯0.5ミリまで筆記可能なゼロシン機能も実装しているため芯の無駄が少なくなります。

外観上、特徴的なのはペンの全長が長いことです。15センチを超えます。重心はグリップの上端くらいでバランスがいいです。グリップ部にはスリット状にエラストマーが配置してあり、適度なグリップ感があります。全長が長いこともあり、クリップが手に当たる量は最小です。ペン先の視界も良好で筆記に集中できます。

f:id:digistill:20180404170208j:plain

かなり複雑なペン先構造ですが、グラつきはありません。

わたしの中ではパイロットのS3やプラチナのプレスマンに並ぶ、あるいは、その上を行くシャープペンシルであると感じました。モノとしての魅力はラピッドプロの方が上ですし、折れない機能はデルガードの方が上、シンプルさではS3の方が上ですが、総合的に完成度や仕上がり感はトップレベルです。

道具というのは個人の感じ方の差が大きいと思うので、わたしは基本的にモノのレコメンドはしません。機能としての派手さがないのと、売りの機能が一般ユーザーにはわかりにくいので、売り方が難しいのかもしれませんが、オ・レーヌ プラスはもっと注目されてもいいシャープペンシルだと思います。しばらく使用頻度を高くして使ってみようと思います。

 

 

Digistillへの連絡はこちらから