ぺんてる GRAPHGEAR500 0.3

実は昨日、もう一本シャープペンシルを買いました。

ぺんてるのグラフギア500です。ホームセンターで新春セールをやっていて税込み358円で買えました。

公式twitterによるとグラフギア500の特徴は以下の通り。

  • 視界を遮らない細身のペン先
  • 安定感のある低重心設計
  • 定規をあわせやすい4 mm先端パイプ
  • 手のすべりを防ぐローレット加工
  • 本体価格500円

f:id:digistill:20190103145625j:plain

グリップと口金、クリップは金属ですが、軸自体は樹脂です。軸は六角形になっています。

先端の構造は結構変わっていて、グリップと口金が一体になっています。スマッシュが同じような構造です。ただ、スマッシュやグラフギア1000、グラフ1000などと違い、口金を外すとノックしても芯は出てきません。一般的なシャープペンシルと同じ方式です。

f:id:digistill:20190103145646j:plain

ペンの重量は実測で15 gでした。その中で口金が7 g、軸が8 gでした。

グリップの中には軸の一部が貫通しますので、グリップ以下に全体の半分(あるいは半分以上)の重量が集中していますので、かなり低重心な設計になっています。重心位置はグリップのちょっと上のほうです。

他のシャープペンシルと比較してみましょう。

f:id:digistill:20190103150521j:plain

ペンの長さやクリップの固定位置はグラフ1000と同等なのに、クリップ位置は低くなっています。この原因はクリップの設計にあります。

f:id:digistill:20190103150733j:plain

グラフ1000の場合、固定位置の上からクリップがペン先に向けて湾曲するような設計になっているのに対して、グラフギア500は固定位置の下からペン先に向かっているような設計になっています。つまり、固定部の幅分クリップの先端が下がってしまうわけです。こういう設計にする性能的なメリットはクリップするときに引っ掛かりにくいという点があります。しかし、ほんとの理由はコストダウンでしょう。どうやって加工しているのかはわかりませんが、グラフギア500のクリップは単純な見方でも2工程くらいは減るような構造になっています。

とはいえ、スマッシュよりもクリップ位置は5 mm程高いです。

f:id:digistill:20190103151540j:plain

上:グラフギア500、下:スマッシュ

ルーペで観察する限り、ローレットの繰り返し構造はグラフギア1000と同じです。ロットリングやステッドラーのローレットと比べると繰り返し構造は大きめです。ローレットの先端はグラフギア500の方がとがっています。これにより手へのあたりは強くなりますが、研磨工程がひとつ減り、グリップ力は向上します。また、効果はそれほど感じませんが、軸方向の滑りを4本の溝で防いでいるのもわかります。つまり、コストを上げずにグリップ力を出す設計にしてあるわけです。

実際に書いてみると低重心なのがよくわかります。ただ、個人的には低重心が必ずしも筆記時のメリットとは思えません。というのも、一番動きの大きい先端が重いということは動かす際の力がより必要になり、結果的にエネルギーがたくさん必要ということになるからです。手の大きさやペンの大きさ、持ち方にもよりますが、私はペンの重心は真ん中より少し下、手に持った時親指と人差し指でできる楕円の中心付近(あるいはそれより若干上)にあるのが楽だと感じます。グラフギア500は重心がちょっと低すぎます。

とはいえ、決して書きにくいということはありません。グリップと口金が金属でなおかつ一体化していることで、剛性は抜群です。購入したのは0.3 mmですが(0.3しか売っていませんでした)、折れやすいということはありません。これは芯の性能に寄るところが大きいとは思いますが、ペン先がよくコントロールできていることが一因として考えられます。0.3 mmはノック回数が増えるので、大量に書く際にはあまり適していませんが、通常筆記するのに芯が折れすぎて困るということはなさそうです。

ところで、わたしの記憶にある限り、一番使用量が多かったシャープペンシルはドラフィックス300だと思います。中学までは贅沢にも鉛筆のハイユニを数ダース常にストックして使っていました。その後、すぐにドラフィックスを買ったのかどうか、記憶はあいまいですが、高校時代から大学にかけてはずっとドラフィックス300を使っていました。その後、大学の売店でスマッシュ0.9を買ってからは、ずっとスマッシュを使っていました。途中、0.9をなくし、0.7に買い換えましたが。そう考えると、基本的にシャープペンシルといえば、4 mmスリーブを当たり前として使ってきたことになります。最近はあれこれ趣味的に買って使っていますが、4 mmスリーブのシャープペンシルを使うとどこかホッとする感じがあるのは、シャープペンシルの原体験だからでしょう。

今、自分が高校生だったらグラフギア500を買っているかもしれません。

 

ぺんてる シャープペン グラフギア500 0.3mm PG513

ぺんてる シャープペン グラフギア500 0.3mm PG513

 

 

連絡はこちらから