東京人 偏愛文具

雑誌「東京人」の12月号の特集が「偏愛文具」というので、買ってきました。

自分の偏愛文具はなんだろう。そもそも、文具偏愛と言った方がいいのではないだろうか、とも思いますが。

まだ全部読んでいませんが、雑誌の半分くらいは特集なので、結構楽しめます。

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意外だったのは、片岡義男の万年筆がプラチナセンチュリー#3776のFになっていたこと。確か、「万年筆インク紙」ではパイロットの372あたりを気に入って使っていたような。本がどこかに紛れて見つからないので確認できません。

わたしの今のメイン万年筆は#3776のMです。#3776はペンのバランスがいいですし、ガンガン書いてもへこたれないゴールドニブが魅力的です。結構気を使って使う万年筆もあるのですが、#3776だけはボールペン並みにガンガン使い倒しています。というのも、そんなに高い万年筆じゃないので最悪買いかえればいいと思いつつ、万年筆ってどのくらいガンガン使っていいものだろうかというテストをしている感じです。当然、無駄に乱暴に扱うことはありませんが。これまでの結果で言うと、かなりガツガツ使ってもびくともしません。そればかりか、使えば使うほどペン先がなじんできますし、手もペンになじんできます。また、このペンが実用的なのは、キャップを外したまましばらく放置しても、インクがドライアップしにくいです。万年筆によっては割とすぐにインクの出が悪くなるものもありますが、そういうペンは使いにくいです。ペンとインクの相性もあると思います。インクはプラチナ純正のブルーブラックです。古典インクなので耐水性が高いですし、色もいいです。#3776のキャップにはスリップシール機構が組み込まれていますので、インクが乾きにくく、問題は起きていません。万年筆をあまり使ったことがない人は、#3776くらいのペンを一本買って思いっきり使ってみるといいと思います。万年筆の魅力に目覚めるかもしれません。人によっては、ネジ部の段差が気になるようですが、わたしは全く気になりません。

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