今年のBun2大賞を取り、OKB48の中間発表でもなかなかの好成績を残しているブレンですが、昨日の宣言通り、0.5を買ってきて試してみました。
最近発売されたニューカラーも興味があったのですが、駅前の書店に売ってなかったのでとりあえず黒を買ってきました。
以前購入した0.7のブレンは白だったのですが、これはちょっと失敗でした。というのも、しばらく使うと、めちゃくちゃ汚れが目立つようになるんです。
写真だとちょっとわかりにくいですが、ラバーグリップにはインクが染みこみ、若干、黄色く変色したようにも見えます。使い込んで味が出たというより、汚くなったという感じしかしません。
早速書いてみましょう。
ブレンは厳密にいうと、新油性ボールペンではなく、エマルジョンボールペンです。エマルジョンは日本語で言うと乳濁液のことです。分散媒に分散質が細かく分散して混合した溶液のことを言います。水が分散媒で、油が分散質の場合、界面活性剤のような乳化剤を用いて、油を水に分散させたりします。身近な例では、牛乳、マヨネーズなどでしょう。手を洗ったときの濁った水もエマルジョンになっていると思います。エマルジョンインクについて調べてみたところ、水と油の割合が3:7のようなので、むしろ、油の中に水が分散しているような状態になっているようです。エマルジョンがなぜボールペンのインクに適しているのか、詳しくはよくわかりません。
筆跡を比べるとブレン0.5が一番あっさりとしています。エマルジョンインクはグルグル書いたりすると、インクだまりが糸引きしたりします。しかしながら、通常の日本語筆記でそのような状態になることはあまりないようです。
ブレン0.7はヌルヌルした筆記感で、いわゆる新油性のようななめらかさがありますが、0.5は程よいドライ感があります。わたしはヌルヌルした筆記感よりも、旧油性のようなドライな筆記感が好きなので、ブレンの場合、0.7より0.5の方が好印象です。
アクロボールやジェットストリームと比べてみると、インクの出方が程よく抑制されており、印象がいいです。試し書きでグルグル書くと、アクロボールやジェットストリームの方が線がくっきりして、なめらかなので印象はいいのですが、文字や数字を集中して書く場合、ブレン0.5の筆記特性の方が好みです。
書き心地は文句のつけようがないです。グリップはアクロボールの方が好きですし、ペンのデザインもそれほど好きではないのですが、ペン先の安定感はピカイチです。
今後、高級軸やゲルボールペンなどでこの機構が採用されたら、間違いなく売れると思います。ゼブラといえば、サラサですので、サラサにブレン機構が実装されたら話題になるでしょう。高級ブレン、ゲルブレン、出たらわたしは間違いなく買います。そう遠くない未来に出るでしょうね。