少し前に展示会の景品としてuni クリフターの三色ボールペンをもらいました。バネクリップのついた普通の3色油性ボールペンです。書き味に特徴はありませんが、かすれもなく書きやすいです。わたしは好きです。しかし、特段何かに優れているわけでもなく、しばらく放置されていました。
昨日、クリップファイルを買ったので、これにペンを取り付けたいなと思い、いろいろ試しました。細いペンなら中に入れることも可能です。もうひとつの方法として、バネ式のクリップが実装されたペンならストッパー代わりになるだろうと考えました。
そこで手元にあったいくつかのペンを試してみました。
ちょっとわかりにくいですが、奥からサラサ(ドライ)、エアプレス、ダウンフォース、クリフターです。エアプレス、ダウンフォースは加圧式ということもあり、もともとこういう使い方を想定していて、大きめのバネ式クリップが実装されているわけです。エアプレスはなかなかの実力を発揮していますが、ダウンフォースは若干ペンが不安定に動きやすいです。サラサも悪くなく、なかなか健闘しています。
ただ、中でもクリフターの安定感が抜群なのです。ペンも変に浮くことなく、ぴったり平面に寄り添っています。何でだろうと思い、公式サイトを見てみたら、その秘密がわかりました。公式サイトの方がわかりやすい説明になっていますが、わたしなりに模式図を書いてみました。
左が支点が固定されているイメージです。厚いものを挟むと、このようにクリップ先端が大きく持ち上がってしまいます。
右のように支点がズレると、クリップの先端は必要以上に持ち上がることがありません。
言われてみれば、そんな構造になっています。
さらに興味深いことに、挟んだ状態でペンを広げようとすると、この可動式の支点が積極的に動くことがわかります。そのような挙動のおかげで、ペン本体が平面にぴったり寄り添うわけです。
これはマニアック。良さが伝わりにくいです・・・