良さが伝わりにくい・・ マニアックすぎるクリップ 「uni クリフター」

少し前に展示会の景品としてuni クリフターの三色ボールペンをもらいました。バネクリップのついた普通の3色油性ボールペンです。書き味に特徴はありませんが、かすれもなく書きやすいです。わたしは好きです。しかし、特段何かに優れているわけでもなく、しばらく放置されていました。

f:id:digistill:20191208000612j:plain

昨日、クリップファイルを買ったので、これにペンを取り付けたいなと思い、いろいろ試しました。細いペンなら中に入れることも可能です。もうひとつの方法として、バネ式のクリップが実装されたペンならストッパー代わりになるだろうと考えました。

そこで手元にあったいくつかのペンを試してみました。

f:id:digistill:20191208000807j:plain

ちょっとわかりにくいですが、奥からサラサ(ドライ)、エアプレス、ダウンフォース、クリフターです。エアプレス、ダウンフォースは加圧式ということもあり、もともとこういう使い方を想定していて、大きめのバネ式クリップが実装されているわけです。エアプレスはなかなかの実力を発揮していますが、ダウンフォースは若干ペンが不安定に動きやすいです。サラサも悪くなく、なかなか健闘しています。

f:id:digistill:20191208001242j:plain

ただ、中でもクリフターの安定感が抜群なのです。ペンも変に浮くことなく、ぴったり平面に寄り添っています。何でだろうと思い、公式サイトを見てみたら、その秘密がわかりました。公式サイトの方がわかりやすい説明になっていますが、わたしなりに模式図を書いてみました。

f:id:digistill:20191208001219j:plain

左が支点が固定されているイメージです。厚いものを挟むと、このようにクリップ先端が大きく持ち上がってしまいます。

右のように支点がズレると、クリップの先端は必要以上に持ち上がることがありません。

言われてみれば、そんな構造になっています。

f:id:digistill:20191208001709j:plain

さらに興味深いことに、挟んだ状態でペンを広げようとすると、この可動式の支点が積極的に動くことがわかります。そのような挙動のおかげで、ペン本体が平面にぴったり寄り添うわけです。

これはマニアック。良さが伝わりにくいです・・・

 

多色ボールペン クリフター3色ボールペン(黒・赤・青)【透明黒】 SE3304T.24

多色ボールペン クリフター3色ボールペン(黒・赤・青)【透明黒】 SE3304T.24

  • 出版社/メーカー: 三菱鉛筆
  • メディア: オフィス用品
 
連絡はこちらから