今日、品川駅で少し時間があったのでecuteのSmithを見てみることにしました。ぺんてるのシャープペンシルP200シリーズがいっぱい置いてあったので、買おうかどうか迷っていたところ、どこかで見たようなものを発見しました。
ぺんてる ボールペン 六角形エナージェルです。
このペンは台湾限定のだったのですが、2日前にアマゾンで購入できるようになったことを知りました。
文具王も詳しく紹介していました。
Amazon限定?六角メタル軸のエナージェル【文具のとびら】#132【文具王の文房具紹介】
この動画を見た時、アマゾンで注文しようと思ったのですが、できれば実物を見てからにしたいと思っていたのでちょうどいいタイミングで実物を見ることができました。しかも、アマゾンでは2750円するのですが、Smithでは2200円でした。パッケージには入っていませんでした。まだまだたくさん在庫はありました。
色はシルバーかブルー、グリーンあたりで迷ったのですが、ブルーにしました。
タグを見ると、台湾製であることがわかります。
このペンはアルミと真鍮でできており、軸は六角形です。ノック式ではなくキャップ式です。キャップを固定する際には小気味よいクリック感があります。また、尻軸にもカチッとはまります。
塗装はアルマイトでしょう。アルマイトは塗装強度が高いのでそんなに塗装は剥げないと思いますが、剥げたら剥げたでおもしろいと思います。
ペン自体は比較的小柄です。手元にあったフリクションポイントノックと比べてみましょう。
大体同じくらいです。
カランダッシュ849と比較してみます。
カランダッシュの方が若干細くて、だいぶ短いです。
クリップは金属でできており、シンプルな構造ながらしっかりしています。クリップの根元がペンの端まであるので、手帳などに挟んだとき、ペンの端があまり飛び出しません。能率手帳の小型版に固定してみましょう。
ちょっとペンの方が大きいですが、おさまりはいいようです。
次にクリップファイルに固定してみました。クリップファイルはPPなので割と滑りやすいのですが、クリップがしっかりしているので割と安定して固定されています。
口金とリフィルの隙間はゼロではありませんが、筆記時にカチカチとあたる感触はありません。口金を外し、リフィルを奥に押し込むようにしてみると、奥にバネのような弾力があるのを感じます。口金のネジを締めるとリフィルが押し込まれ、バネの弾性力で常にリフィルが口金に押し当てられるような構造になっています。トンボのZOOM505も同様のリフィルの固定方法です。リフィルが口金に押し当てられることで、ペン先の剛性感が増しています。
リフィルと口金の隙間はゼロであることが好ましいのですが、実際には金属の隙間をゼロゼロで設計するとまともに通らないと思います。最悪引っかかって抜けなくなる危険性もあります。キャップ式の場合、リフィルをバネで口金に押し付けるという方法が比較的簡便に安定したペン先を作る方法と言えるでしょう。リフィルの先端の一段落ちた部分はテーパー状になっています。テーパーというのは先細りの構造です。削った鉛筆をイメージしてもらうといいと思います。こういうテーパー状の構造は、先すぼまりのすり鉢のような構造に押し当てると、いつかぴったりと隙間なく当たります。
これを平行同志の構造物でぴったりにしようと思うと二度と外れないくらいの隙間にして無理やりねじ込むか、あるいは焼き嵌め(穴側を温めておいて、温かいうちに合わせたいものを突っ込む)みたいなことをするしかありません。いずれにせよ、嵌めたら最後、壊さないと抜けません。
実際に書いてみると、エナージェルのなめらかさとペン先の剛性感が相まって非常に良好です。キャップ式のエナージェルを使っているかのような安定感があります。キャップ式のエナージェルはこれまでリフィル交換できないタイプでしたが、六角形エナージェルはリフィル交換でなおかつ安価な普及タイプリフィルなので気軽にどんどん使えます。
ちなみに、広島駅のSmithにも数本、ありました。