ザ・ペンシル・パーフェクト

2019年12月17日に「ザ・ペンシル・パーフェクト」という本が発行されました。

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著者のキャロライン・ウィーヴァーさんは、子供のころから鉛筆が好きで、2015年ニューヨークシティに世界中から集めた木軸鉛筆の専門店を開店しました。

ちょっと高い本(税抜き3000円)なので、少し中を見てから買いたかったので、ネットでは注文しませんでした。今日、紀伊国屋に行ったら一冊置いてありました。ぺらぺらとめくり、即購入を決めました。

まず、本がでかいです。

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写真からは大きさが伝わりにくいと思うので、あえて縮小しないで載せました。B5判です。いわゆる大学ノートくらいねと思えばいいのですが、この本は本当のB5判なので、大学ノートよりも縦横に1センチくらいずつ大きいです。なぜならほとんどの大学ノートはB5はB5でも、セミB5というサイズだからです。

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まだぺらぺらめくっただけなので、詳細な内容まではわかりませんが、黒鉛の発見に始まる鉛筆の歴史を中心として、作り方や消しゴム、鉛筆削りなどについても詳しく書いてあります。最後の方にHow to start Pencil Collectionなんて章があったりします。

例えば、画家から熱気球技師に転向したニコラ=ジャック・コンテ(1755-1805)は実験中に片目を負傷してから、鉛筆に興味を持ち、水と粘土を使って高品質な鉛筆の芯を作ったそうです。絵コンテのコンテってのはここから来てるらしいです。また、高品質な芯を作れと命じたのはカルノーという人だと書いてあるのですが、これって、時代的に見てカルノーサイクルのカルノーでしょうね。こんなことが山ほど書いてあります。

文房具好きなら一読の価値があると思います。

訂正

文房具語辞典によると、カルノーは、カルノーサイクルのカルノーさんじゃ、ないみたいですね。

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ザ・ペンシル・パーフェクト: 文化の象徴“鉛筆”の知られざる物語

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