オート アメリカンテイスト オレンジ AT-5T016

オートのアメリカンテイストにはいろんな形や色のものがあります。置いてある店が限られていることや、気に入った色や形になかなか出会わなくて、なかなか買えていないボールペンのひとつでした。

今日買ったのはこれ。

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ダサカワというか、クラシカルな感じがいい感じです。

モンテベルデにインティマというモデルがあるのですが、そっくりです。インティマは7,8000円ですが、アメリカンテイストは500円。軸はひとつとして同じものはなく(というか、同じように作るのが難しいんだと思うけど)、光沢感や深みなど、なかなかのものです。

重量は31.7グラムの重量級。

形状的にかなり短く見えますが、筆記時は13センチ強の長さになり、そんなに短い感じはしません。

似たような長さのペンをいくつかピックアップして並べてみました。

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今日買ったのは油性インク(PS-107NP)が入ったものですが、リフィルの形状がいわゆるG2なので他社のリフィルも入ります。試しにパーカーのクインクフローを入れてみました。

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特に問題なさそうです。

言い換えると、オートのリフィルは格安のG2リフィルとして使えるということですね。書き味は悪くないのでアリだと思います。

ちなみに、リフィルは回転繰り出し式です。動作も滑らかでしっかりしていて、高級感があります。

オートのソフト油性インクは書き味がいいです。重心は高めなので、ゆったりと少し後ろを持って書くのがいいかもしれません。

ぺんてる P365

ぺんてるのP365を買ってきました。

これは海外限定で販売しているぺんてるのシャープペンシルで、アメリカではグラフギア800と呼ばれているようです。ちなみに、このP365は日本製でした。

シリーズとしてはP360で、芯径が0.5のものはP365と呼ばれます。

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デジャビュ感が半端ありません。

シュタインにグラフギア1000のグリップの要素を組み合わせたような感じです。シュタインはグリップがあまり好きじゃないので持っていませんが、他の雰囲気の似たぺんてるのシャープペンシルを並べてみました。

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上から、グラフ1000、グラフ600、スマッシュ、グラフギア1000、グラフギア500、P365です。

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平滑な金属グリップに楕円形のラバーが飛び出したようなグリップです。

P305の重量は14.8グラムです。手にしてすぐにすごく低重心であることがわかります。低重心の代表格であるテクト2ウェイとほぼ同じくらいの位置に重心があります。

グリップの金属部分の太さは10 mmと少し太めです。ラバーグリップが飛び出しているため体感的にはもう少し太く感じます。先日購入したスタロジーのシャープペンシルのグリップ部分の太さがちょうど10 mmです。個人的に10 mmのグリップはちょうどいい感じがして好きです。

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メカはこんな感じです。チャックは小さいものの金属製です。メカを軸に入れれば、口金を装着しなくてもノックできるようになります。これはぺんてるの上位モデルに共通の仕様です。多少口金が緩んでも芯の出る量が変わらないという特徴があります。

P365は以前から気になっていたのですが、手に入れてみて、想像通りのいいシャープペンシルでした。ぺんてる好きなら買って後悔することはないでしょう。

ぺんてる PD105 TECHNICLICK

ぺんてるのP105を買ってきました。

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PD105はぺんてるのサイドノック式のシャープペンシルです。

調べてみると、このシャープペンシルは海外版のピアニッシモのようです。しかし、PD105は日本製です。

以前紹介したPD215は大型の消しゴムが付いていて、グリップもラバーグリップになっています。

 

digistill.hatenablog.com

PD215は重量が13.3グラムでしたが、PD105は11.3グラムと、2グラムほど軽量です。

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上:PD215、下:PD105

サイドノックのメカは大きさが違います。

けしごむユニットがない分、PD105の方が低重心です。

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ノックボタンの形状もだいぶ違いますが、どちらもノックしやすいです。書く時にも邪魔になりません。

PD105のグリップにはラバーなどはなく、蛇腹状の樹脂になっています。グリップは若干PD215よりも太いです。PD215のグリップは少しくびれたような形状です。どっちが書きやすいかどうかは好みだと思います。どちらも書きやすくていいシャープペンシルだと思います。

色のついた字を書かなくなった

ここは赤えんぴつで書きましょう。小学校の授業の時、そうやって文字を赤えんぴつで書くことを覚えました。その後、青で書いたり、緑で書いたり、ピンクに塗りつぶしてみたり、いろんな小細工を覚えました。色にはインパクトがあります。使い分けることによって視認性や文字の持つ情報が増えます。

しかしながら、最近は文字の色を変えて書くことがほとんどありません。万年筆のインクが青いこともあり、青と黒の意味の違いもなくなりました。しかし、強調したいときなど、印をつけておきたいと思うことはあります。

そんな時に使うのがぺんてるのマルチ8です。

このマルチ8 、もう何度もこのブログには登場しています。

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赤青緑を使うことが多いです。オレンジも時々使います。

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この、いかにも色鉛筆って感じが好きです。この太い線のマーキングに慣れると、ボールペンのか細い線が頼りなく見えてきます。マルチ8 のセットには芯研器が付属していますが、使ったことはないです。

万年筆で書いていると、蛍光マーカーは滲むので使えませんが、マルチ8 は安心です。

ちょっとしたマーキングなら芯はかなり持ちます。

とりあえず黒か青で書いて、そのあと見直しつつマーキングすると、思考の整理にもなります。

ちなみに本を読むときもカラーのマーキングはしなくなりました。というか、マーキングそのものを意図的にあまりしません。メモやここぞというところには鉛筆で書き込みや印を付けたりはします。何度か読んでやっぱり気になればマルチ8で色をつけるのはありかもしれません。

なぜマーキングを辞めたかというと、次第にマーキングすることが目的になってしまい、流れが中断されるのが嫌だからです。あと、どうしてもマーキングすると覚えないと、という意識が働き、無駄な能力を消費してしまうからです。テストを受けるわけじゃないので、覚えることは最小限にしたいです。知識を増やすというより、何度も参照するのが面倒なので覚えてしまう感じの方が疲れません。いつのまにか覚えてたというのが理想ですし、そのように覚えた知識じゃないとなかなか消化しきれません。

知識を得ることは本来楽しいことだと思います。どうせ勉強するなら楽しい方がいいです。

ちなみに似た製品でスーパーマルチ8 というのがありますが、こちらはリフィルの構成が異なります。個人的には2本ともあったほうがいいと思います。

ぺんてる マルチ8セット  PH802ST  色芯8色

ぺんてる マルチ8セット PH802ST 色芯8色

  • 発売日: 2015/06/27
  • メディア: オフィス用品
 

 

 

クリップのない自由

先日、スタロジーのシャープペンシルを紹介しましたが、一日使ってみて、クリップのないシャープペンシルはいいなぁと思いました。

そういえばそういうペンをひとつずっと使ってました。

SMASHの0.7です。

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もう30年くらい前に買ったモノなのでゴムの部分がボロボロです。もしかしたらこれは2代目だったかも。このSMASHは大学時代に愛用していた0.9のSMASHをなくした代わりに買ったモノです。なくしたときにはもう0.9は大学生協に売ってなかったのです。当時は街の文房具店にまで探しに行こうという発想はありませんでした。このSMASHも一度洗濯機で洗ってしまい口金付近の塗装が剥げました。

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こんな状態になりつつもガイドパイプが曲がらなかったので、SMASHは相当タフです。

その後、いつのまにかクリップもなくなり、今の姿でずっと使ってました。軸はもうテカテカです。

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今思えば、クリップがなかったから書きやすかったのかもしれません。今は現役を引退し、保存用の引き出しにしまわれています。とはいえ機能的には全く問題ありません。このシャープペンシルの耐久性の高さはすごいです。

スタロジーのシャープペンシルを使っていると、このSMASHを使ってた頃のことを思い出しました。スタロジー、使い比べても負けず劣らずいいです。

0.5の現役SMASHもクリップ外してみようかな、とか思ってます。

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