辞書の外箱とカバーは捨てる

よく使う辞書は外箱にしまわずに使っています。外箱はそのうちなくなります。

先日、ほぼ日のキャップレスの記事を読んでいたら、辞書の外箱を捨てる話が出ていました。

www.1101.com

辞書の外箱なんてなくても困りませんが、積極的に捨てるという発想が意外でした。

昨日、新明解国語辞典を手に入れたこともあり、改めてそのことについて調べてみると、三省堂の「ことばのコラム」の「国語辞典入門」にも同じことが書いてありました。

dictionary.sanseido-publ.co.jp

この記事には外箱は「主として流通上の必要からつけてあるもの」と書いてあります。外箱はきれいにしまうためのものではなかったんですね。さらに外箱にとどまらず「表紙のビニールカバーは、汚れを防ぐためのものですが、やはり捨てたほうがいいと思います。」とまで書いてあります。

辞書は使ってなんぼ、使いやすくしてなんぼってことでしょう。

新明解国語辞典 第八版 青版

新明解国語辞典 第八版 青版

  • 発売日: 2020/11/19
  • メディア: 単行本
 

 

新明解国語辞典

有隣堂しか知らない世界を見て、新明解国語辞典の第八版が出たと知りました。

youtu.be

今日、ブログで購入レビューを読み、なぜかゴールデンウィーク中に買おうと言う謎の衝動に駆られ、早速買ってきました。

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新明解国語辞典は実家にあったので、物心ついた時から辞典といえば新明解国語辞典のことでした。金田一京助というのが金田一耕助と被り、なんとなく探偵が作った辞書みたいでおもしろいと思っていたのを思い出します。

かつて赤瀬川源平の「新解さんの謎」という本を読んだ時に自分で買った記憶がありますが、新明解国語辞典を買うのは20年ぶりくらいです。 

新解さんの謎 (文春文庫)

新解さんの謎 (文春文庫)

 

今回の普及版は定番の赤に加えて、青と白のカラーバリエーションがあります。ただ、新明解国語辞典といえば赤というイメージなので私は赤にしました。

私にとって辞書の原体験は間違いなく新明解国語辞典ですが、初めて手に入れた辞書は小学校の時にもらった従兄弟のお下がりでした。ところで、私は小学校に入学したときにひらがなすら読み書きできませんでした。数字も1から10くらいまでしか知りませんでした。教室の壁に貼ってあった1から100まで書いてあるポスターを見て、数字ってたくさんあるんだなぁ・・・とぼんやり思ったのを思い出します。そんな状態だったので、辞典というのはまさに知の塊そのものでしたね。難しい言葉がいっぱい載ってるという印象しかありませんでした。

ちなみに、その従兄弟は同じ高校に通っていたのですが、私と同じ理数科だったにも関わらず学生時代から抜群に歴史が得意でした。小学校の頃に歴代天皇を空で言えるという変わった才能を持っていました。その後、東大の文学部に入り、宮内庁の研究者にまでなったので、今思えばガチのマニアだったんだと思います。初代の所有者の従兄弟の兄貴も同じ高校同じ学科に通っていたのですが、今は心臓外科医です。同じ辞書で勉強したはずなのに、私にだけ知の神様は微笑んでいないんだと思いますね。汗

それはさておき、辞書ってのはやっぱりいいですね。ワクワクします。私は小さなところにコンパクトに詰まっている状態、凝縮された状態が好きです。辞書というのはその典型です。

新しい辞書なので、「ブログ」なんて言葉もちゃんと載っています。「ブログ」の一部を抜き出してみます。

「weblog 個人が日記形式で書き込めるウェブサイト。開設者は身辺の出来事や、その感想を記したりし、閲覧者はそれにコメントを記すことができる。」

「もえ【萌え】」(一部抜粋):ある人物やものに対して、深い思いが芽生えることを言う若者言葉。⇨もえる

その他にも「がち」とか、「スマートフォン」、「コロナウイルス」、「ドローン」などなど、2、30年前にはなかったような単語や話題の単語も収録されています。紙質もいいですし、紙面も見やすくて読みやすいです。

しばらくパラパラと目を通してみたのですが、知ってる言葉の方が楽しく読めます。例えば「いのしし」とかでも興味深いです。これは読める辞書です。まさに座右において、楽しみたいと思います。

「座右」(一部抜粋):いつも座っている所から手をのばせば届くくらいの近く。

 

 

新明解国語辞典 第八版 青版

新明解国語辞典 第八版 青版

  • 発売日: 2020/11/19
  • メディア: 単行本
 

 

新解さんの謎 (文春文庫)

新解さんの謎 (文春文庫)

 

 

クラフトデザインテクノロジーCDT Tradio Plastic Fountain Pen

からっぽペンを使いだしてから、プラスチックチップの水性ペンの良さを再認識しました。プラスチックチップのペンといえば、プラマンを忘れてはいけません。

プラマンは黒いインクで使っていますが、ブルーインクの軸も欲しいと思って、CDT版のトラディオ・プラマンを買ってきました。

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上:ぺんてるのトラディオ、下:CDTトラディオ

通常版に比べて特別異なる部分はありません。軸が艶消しですが、クリップはツヤありです。私が持っているトラディオは樹脂に塗装したタイプですが、このペンはなんとなく、塗装はしていないんじゃないかと思います。

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塗装しているとこのように部分的に塗装がなくなります。

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上の写真では内側に未塗装の部分が見えますが、こちらは未塗装の部分がありません。つまり、おそらく、樹脂そのものの色ってことです。ですから、塗装がハゲたりすることはないです。
トラディオ・プラマンを紹介するのは初めてではないですが、少し観察してみましょう。

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上の写真はペン先の様子です。プラスチックチップをヤジリのような形のプラスチックで挟んだような形状なんですが、支えている樹脂部品が左右で長さが異なります。この構造のおかげで書く方向によってしなる量が変わります。

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ペンの構成は上の写真の通りです。インクが切れたら下のリフィルを丸ごと換えます。

筆跡をからっぽペンと比べてみます。

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プラマンの青は初めて使いましたが、ブルーブラックに近いブルーでいいです。線はからっぽペンよりも少し細いくらいです。

からっぽペンはインクが万年筆のものを使っているからか、インクだまりの跡があり、筆跡も万年筆っぽいです。線の細さはゲルボールペンの0.7よりも少し細いくらいです。ゲルボールペンの0.7だと細かい筆記が難しくなってきますが、からっぽペンは比較的細かい筆記でもそれほどストレスを感じません。ペン先の材質により、手に伝わるフィードバックが結構変わり、筆記感が大きく変わります。

 

 

キヤノンG6030 その後

プリンターが壊れてG6030を買ったのが2020年11月24日でした。5ヶ月ちょっと使用しました。

使い始めの頃は割と頻繁に使うように意識していたのですが、現在の稼働状況は週に1回くらいです。インクはイエローの消費が一番多くて1/4程減っています。このペースだと1年でボトル1本も使い切ることはできなそうです。今のところノズルの詰まりは一度も起きていませんが、もう少し頻度をあげて使いたいところです。

基本的に紙は普通紙を使い、きれいモードで印刷します。印刷までの速度はそれほど遅く感じませんが、印刷自体は会社で使っているブラザーのビジネス用インクジェットよりも遅いです。家庭でA4数枚から10枚程度印刷するくらいなら気にするレベルではないと思います。何十枚も印刷する場合は、印刷品質を落とすか、のんびり待つしかないでしょう。印刷品質に関しては、普通紙に印刷するレベルならなんの問題も感じません。十分きれいです。

現在の1番の課題は、インクの使用期限内にインクを使い切ることです。これまではランニングコストの高さゆえ、気軽に普通紙プリントができなかったのに、今ではインクがなかなか減らなくて困っています・・・うーん

それほど気にしていませんが、問題があります。自動でプリンターの電源が切れなくなりました。電源は自動で入るので特に困っていませんが、本来機能すべき機能が機能しないのはちょっと気持ちが悪いです。もしかしたら、ルーターを変えたことが影響しているのかもしれません。ちなみに、会社のインクジェットプリンターは基本的に電源を切らずにずっと使っていますが、特に問題はないです。

プリンターに付属の液晶は薄暗い場所ではかなり見にくいです。これに関しては以前ブログにも書きましたが、スマホで利用することをオススメします。同等のことがほぼ全てスマホから操作可能です。

もう少し本体設計が洗練されてもいいとは思いますが、実用品としてはこれ以上求めることはあまり多くはないです。

ちなみに、白を買いまいたが、色もいいですね。

 

 

 

トライストラムス 野帳カバー

 今回は買ったものの話ではありません。

私もかつてはヤチョラーだったことがあります。ヤチョラーというのは、コクヨの測量野帳を愛用する人のことです。

今は大体リヒトラブのツイストメモかロディアNo.12を持ち歩くことが多いです。

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何度か紹介していますが、ツイストメモに手帳用のシール式のペンホルダーを取り付けると本当に便利です。耐久性も抜群で既に1年以上はこの状態で使っていると思います。ツイストメモはリフィルを入れ替えられるので、ラフに書いても整理が楽です。

最近、測量野帳のビジネス版が出ました。ビジネス版は罫線が薄いグレーでいいですね。

www.kokuyo-st.co.jp

それで測量野帳のことを調べていたら、おもしろそうなアイテムを見つけました。トライストラムス 野帳カバーです。測量野帳やペンなどを持ち運べるカバーです。

トライストラムス 野帳カバー ファスナー グレー THM-KN03M

トライストラムス 野帳カバー ファスナー グレー THM-KN03M

  • 発売日: 2017/09/01
  • メディア: オフィス用品
 

使わなくなりがちですが、こういうコンパクトにまとめて持ち運べる何かって魅力的です。

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