ニコンオンラインストアFM3Aが販売終了になっている。正式な発表がないので、これがどういうことなのか勝手な憶測を書いたりはしないが、MFレンズがどんどん生産終了になっていっているのは事実だ。
自分はFM3Aに45mm F2.8Pと28mm F2.8Sを付けて使っている。35mm F2Sあたりが欲しいなと思っていたのだが、生産終了になっているようなので早めに中古カメラ屋で程度の良いのをチェックしておこう。
自分の場合、ニコンだとかMF一眼レフにこだわりがあるわけじゃない。一度はニコンを使ってみたかったし、どうせフィルムならマニュアルフォーカスでやってみたいという出来心で手に入れただけだ。むしろ、F6にAFレンズの組み合わせの方が快適だろうなーと思っている。とはいえ、FM3Aはお気に入りなので壊れても修理しながら末永く使っていきたい。
FM3Aのようなマニュアルフォーカスのメカニカルカメラは最先端のF6と比べるとかなりローテクな代物なんだけど、「写真を撮る」という点に関して言えばなんの問題もない。むしろ、いちいちフォーカスロックしなくちゃいけないAFカメラと違い、チャッチャと好きな部分にピントを合わせられるMFは便利な場合もある。AFしか使ったことない人は「MFは難しそう」と思うかもしれないが、MFカメラのファインダーは見やすいので少し練習すれば意外と簡単だということに気がつくだろう。絞りを決め、露出計を読み取り、シャッタースピードを決める。後はピントを合わせてシャッターを押す。写真ってそんだけのことで写っちゃうんだよねってことを感じることのできる貴重なカメラだ。

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