オートマチック

これまでずっとマニュアル車(MT車)に乗ってきたのだが、今度の車ではオートマチック(AT)を選んだ(オートマチックといってもCVTだが)。時々会社の車に乗ることがあるんだけど、町中を走るのにはATが便利だ。もちろん、MTに対するこだわりもあるし、これまで培ってきたテクニックを手放すのは名残惜しい気もある。実際、手間さえ惜しまなければMTの方がスムーズに運転することができる。しかし、ストップアンドゴーの多い町中や渋滞のときはMTは正直めんどくさい。
ATの一番嫌いな点はいわゆるキックダウンといわれる現象だ。車の特性を理解していないからだろうが、追い越しや急カーブの後の加速時にアクセルを踏み込むと意図しないタイミングで勝手にシフトダウンされるアレだ。MTならばあらかじめ4速もしくは3速に下げてアクセルを踏み込むので追い越しをかける前に追い越しをする準備は終わるのだ。カーブのときもあらかじめシフトダウンするか、ブレーキをかけながらヒールアンドトーでシフトダウンするのでスムーズにカーブの後も加速ができる。ATのキックダウンはもうどうしようもなく馴染めない。あともう一つ、ATで気に食わないのはエンブレが効かない点だ。MTではギアを一個か二個落としつつブレーキを踏む癖が付いているので、ATのアクセルオフと同時にブレーキを踏むという行為に馴染めないのだ。
新しい車になってから500kmくらい走ったのでだいぶ車の挙動が把握できてきた。車にはそれぞれ特徴があるので、それらをよく理解して、ある程度は車にあわせた運転をしないといけないと思っている。
自分のカローラフィールダーはCVTなのでいわゆるオートマチックのようなあからさまなキックダウンはない。ただし、カローラフィールダーのCVTは停車時にちょっと癖がある。なんと言うかいかにも電子制御されたようなわざとらしいエンブレがかかるのだ。最初のころ、スムーズに停車しようとブレーキを抜き気味に減速すると、いきなりカックンと車速が落ちるポイントがあるのが落ち着かなかった。これに関してはブレーキを一定の力で踏み続けることであまり感じないようにすることができるようになった。車速が十分に落ちているとエンブレも抜けるので、停車寸前には気持ちブレーキを抜き気味にしていきなり停車しないようにすることもできる。
まだよくわかっていない部分もあるだろうが、オートマにはオートマなりの走行テクニックがあるようで、意識して運転しているとそれなりにおもしろい。やはり、踏めば走るという状態は町乗りには快適だと思った。日常の道具としての車はオートマがいいなぁ。

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