ZEBRA カラーフライト 0.5とPILOT S3 0.5

今日は仕事でPILOTのS3を使った。クセのないグリップ、程よい重量感がいい。バランスもいい部類に入る。筆記具のバランスをチェックするには、自分なりの方法がある。人差し指でペンがバランスする位置を探し、そのまま動かさずにペンを筆記するときのように握り、筆記するのに違和感がない部分をつかめるというのが一つの基準だ。これが正しい方法かどうかはわからないが、バランスがいいと感じるペンは間違いなくこのやり方で適正に握れるのだ。まぁ、普通に作られたシャーペンでこの条件に当てはまらないのはあまりないと思うが。また、一番スタンダードなペン回しの要領でペン回しをすると、ペンの性格がよく出ると思っている。バランスのいいペンはだいたい回しやすいのだが、受ける感触はそれぞれ特徴があっておもしろい。
ところで、カラーフライトとS3だが、色が似ているので同じような印象を受けるが、その性質は全然違う。

まず、S3の方がちょっと重く太い。グリップは六角形のカラーフライトの方が好きだ。S3はペンの後端が微妙に細くなっている。特にS3が特徴的なのはクリップの先端位置が持っているシャープペンシルの中で最も高いのだ。自宅にあったシャープを適当に撮影したのが次の写真で、右端がS3だ。もちろん先端は同じ位置に揃えてある。クリップの先端位置が高いということは最も手に当たりにくいということを意味している。これは地味にナイスなポイントで、筆記時の違和感が相当軽減される。全くクリップがあたらないわけではないが、ほとんど当たらないに等しい。手の小さな人なら当たらないんじゃないかな。S3が六角軸で繰り出し式の消しゴムならばこのクラス最強と言えるんだけどな。カラーフライトは結構いい線行っているのだが、先端構造の詰めが微妙に甘いことが全てをダメにしている気がする。

シャープペンシルってのはそれぞれ性格があるのでおもしろい。
どれか一本選べと言われたら難しいが、やはりトータルでNo.1はぺんてるのGRAPH1000 for Proだろうなぁ。

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