超英文解釈マニュアル

この本は村上式シンプル英語勉強法の参考図書で、同じ棚に平積みされていた本だ。書店の作戦にまんまと乗せられて、ご購入。
実質連休の3日程で読んだが、寝る前にゴロゴロしながら読んだので、集中すれば1日で読めると思う。内容のレベルはそれほど高くないのでそれほど英語力がなくても読めると思うが、ちょっと英語を読む訓練をしたことのある人の方が得るところが多いかもしれない。書かれてあることは言われてみればほとんど全て無意識にやっていたことだ。しかし、あくまでも無意識であって、なんとなく読めていたのだ。この本は8割9割主義で法則はコレシカナイ!と言い切っている。へぇ、コレシカナイのか!これでいいのか?!コレデイイノダ!的英語脳の改革が自分の中で起きた。
今日、会社で何度か読んで読み慣れた英文ジャーナルを読んでみた。すると・・・、なんか英語の景色がいつもと違う。明らかに理解度が高くなっているのがわかった。
英語の勉強で重要なポイントは多いが、一番引っかかるのは英語的発想だと思う。英語的作法がわからないので単語がわかっても意味がさっぱりってことが頻繁に起きる。言い換えれば、英語の作法と外人の言語的発想に慣れれば意味が入ってくる。
例えば、
The ability to absorb and coopt outsiders who might otherwise be rebels remains a great strategic advantage of America.
「もしかしたら反逆者になるかもしれない外国人を吸収し、取り込むという能力は、今もアメリカの国際戦略上の大きな強みとなる」
ーー「その能力」(ハイ、これ主語ね)、「吸収と新しい仲間にする、外の人、その人はもしかしたら なる 反逆者」(はい、これ主語の修飾ね)「依然そういう状態で居ることみたいな」(はい、動詞〜)「すごい戦略的有利 アメリカの」。
つまり、主語はThe abilityで動詞であるところのremainsまでは全て主語の修飾語、こういう発想は日本語にはないが、英語では非常に多く存在する。特に学術論文に初めて触れたときにめちゃくちゃ長い主語の修飾に面食らった記憶がある。
重要なポイントは絶対に行きつ戻りつしながら英文を読まないこと。心は外国人になり切り、英語の発想をそのままトレースできるように読もうと努力することがホントに大切だと思う。今、なんとなくそういうことができるようになってきたような気がしている。


自分の英語の目標はとりあえず自分に関係のある分野の学術論文をスラスラと読めるようになることだ。今でもある程度はいけるのだが、その精度と速度を上げることがホントの目標である。新聞や英会話はひとまずどうでもよい。これが自分の今現在の英語学習のスタンス。

超・英文解釈マニュアル―学校で絶対教えてくれない

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