生きるヒント

生きるヒントを読んだ。
人は生きているだけで価値があるというような意味が書かれていたのが印象的だった。というのも、これと全く同じことを高校生の頃自分で思ったことがあったからだ。
当時、いろいろ考えることがあったのか、悩んでいた時期があった。誰でも一度は通る道なのかもしれないが、当時の自分としては結構つらい日々だったように記憶している。そんなとき、フトある考えが脳裏に浮かんだ。「こんなに苦労してまで生き続ける意味ってなんなんだろう。こんなにもつらいことに毎日直面しながらも、なお生き続けなければならない人間っていったんなんだろう。でも、そうまでして生き続ける人間ってすごいんじゃないだろうか。生き続けるということそのものが価値のあるものではないだろうか。人間って生きているだけで価値があると思えないだろうか」。生きることそのものが生きる価値であるという考えに至ることで精神が解放されるような感覚を味わった。それと同じようなことがこの本には書いてあり、当時のことを思い出してしまった。
本を読んでおもしろいと思えるかどうかは、共感できるかどうかだと思う。全く新しい知識に関しての文章であっても、その考え方そのものに共感できればおもしろいと思えるだろう。

連絡はこちらから