夕学50講 羽生善治

仕事が終わってから夕学のサテライト講座に参加してきた。今日の講師は羽生善治だった。題目は「勝負を決める思考法」。技を極めた一流の人の話は参考になることが多かった。
おもしろい発想方法だなと思ったのは「たくさん考えるわけではなくて、たくさん考えなくてもよい方法を知ることが大切」という考え方だ。将棋の場合、次の手としてだいたい80通りの選択肢があるらしい。しかし、その全ての可能性を吟味することは不可能だ。そういうとき、直感で2、3の選択肢に絞り込むらしい。つまりたくさんの可能性を追求するよりもどうすれば考えなくて済むかと考えるのも一つのやり方と言うことだろう。
また「答えをあえて見つけない方法を考えてみる」という考え方もおもしろいと思った。これは物事を多面的に把握するということだろう。このことは自分も常日頃考えていることだし、発想法の基本だと思う。
夕学に参加するのは二回目だったが、なかなかおもしろかった。

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