ペンタックスK-m

先日、E-30を触りに行ったとき近づいてきた店員がしきりにオススメしていたのがペンタックスのK-mだった。口ぶりからすると個人的に持っているっぽかったが、それだけにお気に入りということなのだろう。
その店員は結構デジカメが好きそうな感じでよくデジカメのことを知っていた。雰囲気で感じたのか、自分に対してそこそこのレベルのアプローチをしてくれたので、なかなかヤルナと思った。いきなり「デジタル一眼はお持ちですかぁ?今はキヤノンのキスが売れていましてぇ、ホントいいですよぉ」といきなり切り出す店員と比べると天と地の差だ。(自分が何を求めてカメラ売り場に来ているのかを知りもしないくせに、いいとか悪いというよくわからん価値観を押し付けてほしくないのだ)
それで、ふとK-mの価格を見てみたらめちゃくちゃ安いのでビックリした。
ペンタックスのカメラはユーザーインターフェースが好きじゃないんだけど、道具的な観点で見ればK-mで不足している点は自分的には何もないと言える。
それとペンタックスにはDA40mmF2.8Limited(35mm換算で61mm)というちょっと良さそうなパンケーキレンズがあるのだ。K-mとこのレンズを組み合わせたらなかなか渋いスナップカメラになるのではないかと思う。
小さくて手ぶれ補正が付いていて一応ダストリダクション機能もある。ライブビューや顔認識などの最近のトレンドや尖った機能はあまりないが、現段階におけるデジタルカメラとしての最低限度のお作法は抑えている感じがするのだ。こういう渋い仕様のカメラをママにやさしいカメラとして売り出しているペンタックスというメーカーのセンスがおもしろい。

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