デジカメWatch アイファイジャパン「Eye-Fi Share Video」
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便利そうだなと思って気になっていた製品である。でも、最近、そうでもなくなってきた。というのも、実際に使う場面を想像すると、転送時間が気になるのではないかと思うからだ。
転送のためにはデジカメのスイッチを入れておくだけなのだろうが、「だけ」ではすまないと思うのだ。「転送のために」という明確な目的意識をもちながら、アクションを起こした場合―この場合、デジカメのスイッチを入れる―、少なくとも自分は転送が終わるまでは気になると思う。実際の転送にどの程度掛かるのか知らないが、何分も「待つ」という心理状態が続くくらいなら、いっそのことメモリーを引き抜いてカードリーダーに差し込んでしまったほうが手っ取り早い。
むしろ、カードリーダーに差し込んだ後、ソフトウェア的に画像を自動でHDDに保存してから、自動でしかるべきネットワーク上の場所に転送してくれたほうがすっきりする。これが役立つのは―たとえば旅行や外出先で、無線LANによる転送ができる―みたいな限られた場合なのではないだろうか。
かといって、この製品を否定するつもりはない。使う人がちゃんと使えばそれなりに便利なものだとは思う。
基本的に「メディアに保存しない」デジカメというのが究極だろうな。
