Let's go digital Sony Alpha 380

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ソニーのαは結構いいなと思っていたのだが、今回は正直ダメだったな。性能は悪くないのかもしれないが、デザインが気に入らない。全体的なフォルムは好みもあろうかと思うが、自分はまずシャッターボタンが気に入らない。シャッターボタンがリングに沈みこんだタイプのシャッターは手触りが好みじゃないのだ。次に気に入らないのはファインダーのアイポイントの形状。ハの字は末広がりで縁起は良さそうだが、自分には不格好に見える。ただ、狙いはわからないではない。この形状はデザイン的にはペンタ部分とシームレスなフォルムを狙ったものだろう。全体的に流れるような曲面で構成されているようなので、デザインの統一性はあると言えるのかもしれない。後は、握りにくそうなグリップと操作しにくそうな前ダイアルもよくなさそう。ただ、これは触ってみるまではわからない。
とまぁ、デザインは全く好みではないのだが、機能的にはなかなか魅力的だ。特にDiMAGE A1と同じ方式のティルト液晶は使いやすい。最近は液晶がグルグル回るような?背面液晶が増えてきているが、動きはソニーの方式で十分だと思うのだ。この方式は液晶の中心と光軸が同一線上に位置するので感覚的に不自然さがない。ニコンの液晶もその辺を重視した設計になっている。パナソニックオリンパスように横に開くタイプは液晶の中心と光軸が同一線上にないため、直感的に構図を決めにくいのだ。
また、ソニー独自のクイックAFライブビューはライブビュー時のAFが素早いので使い勝手がいいように思う。これらは新機能ではないが、αのいい点だ。
画質に関してはどのメーカーのデジカメでも基本的に不満はない。細かいこといわなければ、数世代前の機種の画質でも特に不満はない。

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