つくりすぎること

撮った写真を見ていて、作り過ぎた画面というのは意外とつまらないものだ。かといって、ただまんぜんと撮影した写真はそれはそれだけのことだったりする。一方、イイナと思って撮影してみても、意外と平凡にしか撮れずにがっかりすることがある。どうやって撮影したら思うように撮れるのかよくわからないというのが多い。でも、後で見返してみると、そういう写真が思ったより悪くないような気がしてくることがあるものだ。微妙に抜けてたりイマイチ感が漂っているのだが、おもしろいなと思った感覚を思い出すような写真だ。
下の写真は八百屋の派手な店頭の様子に反応したのだ。で、周りの雰囲気も撮影してやろうと欲張った結果、左側に余計なものが多く入り過ぎた感じだ。関係ない部分が明るく、主題が暗く沈みがちなのが、どこか油断してる感じだ。説明ポイントが多すぎるのだ。
でも、10年後に資料として見たらおもしろそうな写真だと思う。ちなみに、ここは広島駅の在来線側を出て、左側にしばらく歩いた付近だ。この辺には市場があり、ちょっとおもしろい。

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