接客態度

インクジェットプリンタのインクがなかったので市内の某Yダ電機に行った。
一階で探していると女性の店員が声をかけてくれた。
「(壁に貼ってあるインクの一覧表を見ながら)このセットが欲しいのですが」
「これなら3階に置いてありますので、お手数をおかけしますが、3階へお願いします」
3階に行くと、これまたいっぱいインクが置いてあってどこにあるのかすぐにわからなかった。そこで近くにいた店員にさっきと同じように話しかけた。
「(壁に貼ってあるインクの一覧表を見ながら)このセットが欲しいのですが」
「置いてなければないですね」
「こちらにあると聞いてきたんですが」
「(ちらっと棚を見つつ)ないですねぇ」
そうこうしている間に、足下にあるのを見つけた。
「あ、ありました」と自分が言うと
「あ、ありましたね」
よく「棚になければありません」みたいなことをショップで耳にするのだが、探しもせずにこれを言われるとちょっと気になる。しかも、あるものを安直に「ないです」ということは、どういうものがどのくらいあるか、つまり在庫を把握していないということだ。この季節、大型店ならインクの一覧表にあるインクくらいは置いておいて当然だし、それがないということはそれなりの対策をうたなければならないはずだ。それを「ないっすね」ぐらいの感じだけで流すだけの店員ってなんなんだろう。年末セールであふれる程の店員が店頭に突っ立っているが、接客が出来ない店員は店頭に立たないで欲しい。

話は変わるが最近はコンビニも飽和状態だ。さまざまなサービスを提供するのはいいのだが、こんな時代だからこそ、いかに接客態度をよくするかが改めて問われているのではないかと思う。
近所に最近某セブンが出来たのだが、店員の教育が全然なっていない。一方、少し前に出来た某ファミマは接客が比較的いい。立地条件的にはセブンの方がいいように思うのだが、客は明らかにファミマの方が多い。ちょっと前まではあいさつすらろくすっぽしないような若いにぃちゃんでも許されたのかもしれないが、今はそんな時代じゃない。いくら便利なサービスを提供しようとも、末端の接客がなってなければどうにもならない。安易にパートやバイトを店頭に立たせるのはやめた方がいいのではないだろうか。それなりにコストがかかることなのかもしれないが、一度離れた客を再び呼び戻すことの方がはるかに大変なはず。

こんな時代だからこそ、おごることなく接客態度をきちんとして欲しいものである。

連絡はこちらから