「LUMIX DMC-GF2」のデビューイベントレポート

パナソニック「LUMIX DMC-GF2」のデビューイベントレポート - デジカメWatch
GF2の塗装もマット調(?)になってかっこよくなった。GF2にはコンパクトな単焦点が似合うと思う。
昨日宮島に行ったとき、最初はDA55-300を付けていたんだけど、広角側が55mm(84.5mm換算)というのはこじんまりした観光地ではちょっと使いにく感じがした。途中でDA35 Macro Limited(53.5mm換算)に替えたんだけど、やはりこのくらいの焦点距離のほうが歩きながらの撮影だとしっくりした。
焦点距離も去ることながら、単焦点には独特の気軽さがある。利便性で言えばズームレンズに利があるのだろうが、実は単焦点には単焦点の良さがある。
あくまでも個人的な感じ方だが、ズームレンズの場合、まず被写体そのものが目に入る感じがする。そしてその被写体を適度な大きさで写すために、ズームリングをいじり出す。しかし、単焦点の場合、どちらかというと被写体を含む視界が目に入る。そしてその視界に合うようにレンズとの距離調整を行う。単焦点の場合、画角が一定なので、被写体の大きさと写真に占める割合が決まれば自ずと距離が決まる。しかし、ズームの場合、画角が可変なので、距離のパターンが無限になる。選択肢が多い分、迷いが生じやすく、むしろその迷いに縛られるのだ。
また、一般に単焦点レンズは比較的明るく、不自然な歪みが少ないため、気持よく撮影ができる。この安心感は意外と無視できない要素だ。
ケースバイケースではあるけれど、趣味で写真を気軽に撮影したいなら実は単焦点のほうが適していると思う。

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