社会人こそ博士

社会人こそ博士を - 竹内研究室の日記
仕事で付き合う人の中に博士を持っている人は結構多い。4,5人のミーティングに参加しているメンバー全員が博士ってこともある。今の会社に博士を優遇する制度はないが、博士を持っていなかったら今の自分のように振舞えているかどうかはわからない。博士がなくても自分より優秀な人はたくさんいる。また、単に博士ってだけで自分はその人を評価しない。出身大学も同じだ。
ちょっと前に会社の上司が博士を取得した。客観的に見て、それが対外的に与える影響は明確だ。記事にもあるように、博士は足の裏の米粒(取らないと気になるが、取っても食えない)、学者になるためのチケットにすぎない。ただ、それが与える影響は小さくないと感じている。自分は実生活で博士であることを言わないことにしている。名刺に博士(工学)と書いてあれば十分なのだ。博士という肩書きは一定の効果を発揮する場合があるのは間違いない。
でも、ほんとに大切なのはこれまでになにをしてきたかではなく、それを土台に「今何をしていて、これからなにをしようとしているか」であることを忘れてはいけない。それを忘れてしまっている人が多いのも、また事実である。

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