アナログとデジタルの融合したプレミアムコンパクト――「FUJIFILM X10」

アナログとデジタルの融合したプレミアムコンパクト――「FUJIFILM X10」 (1/3) - ITmedia デジカメプラス

FUJIFILM X10（以下、X10）のサンプル画像付きのレビューが掲載された。

この記事のサンプル画像は画質検討用としてはよく考えて撮影してあると思う。
自分の場合、都会の遠景等が画質をザックリ評価するときはわかりやすいと感じる。また、画面を横切るような長い直線や、近接、室内、青空、遠景の植物、輝度差のある被写体、格子模様、夜景、感度別、その他には天気や時間帯、各ホワイトバランスや撮影モード等々がある程度網羅されていると画質検討に使えると思う。微妙な画質評価ができるほど目がいいわけではないが、それはまぁ別のお話。カメラレビューのサンプル画像として、自由作例もいいのだが、ある程度撮影する画像の性質を考慮したほうがレビュー記事としては適切だと思う。ただで読める記事にそれほど多くは求めないが、もう少し考えて撮影したらいいのにと思う記事は多い。

ところで、X10、外観は少しクラシカルすぎる気もするが、大きさや全体のバランス、雰囲気がすごくいい。GR Digitalはポケットからサッと出して、スナップ！みたいな感じが似合うような気がするが、X10は革ケースに入れ、首からぶら下げて散歩しながら時々路傍の花なんぞをファインダーに写し込むみたいな感じがよく似あう。

画質は一眼レフほどではないものの、安いコンパクトカメラとは一線を画す画質だ。細部までよく描写されていると思う。このくらい撮れてしまうと、散歩用に一眼レフはいらないかなぁとすら思ってしまう。

この週末、価格が一気に下がって60839円になっている（価格コム）。XZ-1が45765円なので価格差約1万5千円。今だったらちょっと無理してでもX10を買っていたかもしれないなぁ（XZ-1にはXZ-1の魅力があるけどね）。
ちなみに、GR Digitai IVは67913円。

FUJIFILM デジタルカメラ X10 光学4倍 F FX-X10