あいさつ

堤防脇の階段を降りて海を撮影していると、上からいきなり「こんにちは!」と声を掛けられた。上を見ると、小学生くらいの女の子が息を切らせながらこっちを見ていた。そういえば階段の脇にこどもの靴があったな。
階段を登り「こんにちは」と声をかけながら、足元を見ると、案の定、靴をはいていなかった。靴下だけで堤防を走ってきたのだろう。
「さむぅないか、帰るぞ」といいながら、おじいさんらしき人がやってきた。
「だいじょうぶ!」靴をはいて、はずむように少女は走り去っていった。

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