つくしペンケースが売っているということで以前から行ってみたいと思っていた「ミネット」に行ってきた。わざわざ行ったわけではなく、降りる駅を一駅間違ってしまって、乗りなおすのもしゃくだったので、歩いて広島駅に向かっている途中でミネットの存在を思い出したというわけだ。
この時まではまだ雨も降っておらず、何となく蒸し暑い昼下がりの街を軽く汗をにじませつつ歩いた。このような予定調和が崩れた時のような偶然の出会いは何となくわくわくする。
つくしペンケースは入荷するとすぐなくなるようで、在庫はなかった。
今日買ったのは、BICの40周年限定4色ボールペン、BICの青軸4色ボールペン、つくしえんぴつキャップの3点。
ネットの情報によると、2009年に発売されたもので、日本国内では20000本限定で発売されたらしい。
軸が鮮やかなグリーンでかわいらしい。インクもライトブルー、ライトグリーン、パープル、ピンクとちょっと変わった色の組み合わせだ。2009年発売ということで、書けるのか??と思ったけど、ちゃんと書けた。ただし、一番最初はしばらくグルグル書かないとインクが出てこなかった。
書き心地は昔懐かしい油性ボールペン。自分は嫌いじゃない。
BICの4色ボールペンは、若干きついけどトラベラーズノートのSサイズのペンホルダーにさすことができる。
つくしえんぴつも売っていた。つくしえんぴつは太めの丸軸鉛筆の一面だけがカットされたような独特の形状をしている。カットした一面には白い塗料が塗ってあるけど、そのほかの部分は無垢か自然なオイル系の塗装が軽く塗ってあるような感じ。芯は4Bでかなり太い。筆記すると非常になめらかに書くことができて心地いい。ただし、太いので一般筆記というよりは、メモ帳や落書き帳に大胆に筆記したりするのに向いているだろう。軸が太いので普通の鉛筆削りには入らない。太いわりに鉛筆自体は軽く感じる。
5本で900円と、少々お高め。ちょっと特殊な鉛筆なので、まずはお試しということで、つくしえんぴつキャップを買った。
つくしえんぴつキャップにはつくしえんぴつが一本付属している。定価は1500円だ。
材質はステンレススチールで、バネ工場で製造しているようだ。
色はシルバー、ゴールド、アンバーの3色があるが、自分が買ったのは銅のような色のアンバー。
正直、高いと思うけど、見ていて飽きない。線材の先端はちゃんと丸められており、上手に作ってある。
帰りに店員に声をかけられた。
「つくしペンケースは持っていますか?」
「以前から興味はあるんですけど、なかなか手に入らないですよね」
「これが実物です。一か月に一回、入荷自体はあるんですよ。すぐ売り切れますけど」
帆布に色鮮やかなジッパーが縫い付けてあり、シンプルでコントラストが色鮮やかできれいだった。
つくしペンケースも買ってしまおうかなぁ。