ロットリングのフォーインワンは筆記時にリフィル同士があたる音がすることがあります。ただ、シャープペンシルを使っているときには音がしにくいことに、使っているうちに気が付きました。
シャープペンシルリフィルはボールペンリフィルと比べて、メカがある分、先端が重くなっています。シャープペンシルで筆記するときには、口金でシャープペンシルユニットの動きが制限されるため音がしにくいのではないかと推測しました。
そこで、シャープペンシルユニットの周りをUV樹脂で固めてみることにしました。メカの駆動部を見極め、動作に影響がない部分を選定し、そこに樹脂を盛りました。
狙いはあたっていて、音がかなり軽減しました。しかし、二回盛ったらやりすぎたようで、一部のボールペンリフィルを引っ込める時に音が二回するようになりました。ボールペンリフィルがシャープペンシルリフィルと軸内部に挟まれ、動きにくくなったせいです。そこで、動作に不具合が起きないところまで、カッターで少しずつ樹脂をそぎ落としていきました。
最終的な様子だけ示します。
ペンを大きく振れば音はするものの、通常の使用状態ではほとんど気になる音はしなくなりました。
なかなか手間のかかるボールペンですが、それだけ手間をかける価値のボールペンでもあります。