ノートは圧倒的にリングノートが好きです。その中でもコクヨのソフトリングノートは画期的な商品で、リングノートの不満であるリングが邪魔という問題を完全に解決しています。
リングノートに似たようなものにルーズリーフがあります。ルーズリーフは自由にページの組み換えができるのが魅力です。しかし、一般的なホルダーはリングが大きいので、筆記時にはリーフを一枚ずつ外して筆記する必要があります。そのリングを圧倒的に小さくした商品がコクヨのキャンパスバインダー<スマートリング>という商品です。
キャンパスバインダー〈スマートリング〉|商品情報|コクヨ ステーショナリー
リヒトラブのツイストノートもその類似商品だとばかり思っていたのですが、実際に手に取るとかなりスマートな仕上がりであることに気が付きました。
調べてみると、ツイストノートのリフィルはいわゆるルーズリーフと違うらしいのです。B5サイズでルーズリーフは通常26穴ですが、ツイストノートは29穴です。最も大きな違いは紙の端から穴の中心の距離。
ルーズリーフは約6.5ミリで、ツイストノートは4.5ミリ。紙から穴の中心の距離が小さいということは固定リングの径を小さくできるということです。ルーズリーフの場合、最大の場合を考えて、少なくとも径は倍の14ミリ前後に設計しなければいけません。一方、ツイストノートは9ミリでオッケーです。この差は大きいですね。
ただ、若干気になる記述がコクヨのニュースリリースに書いてあります。
「とじ具の内径は6.75mm」
ここで多穴の帳票設計基準「JIS Z 8303」をちょっと見てみましょう。
- 穴の直径は6±0.5mm
- 穴の中心から中心までの間隔は9.5±1.0mm
- 紙の端から穴の中心まで6.5±0.5mm
- 穴は、紙の中央線に対し、対称の位置に置く
穴の直径を最大に取り、紙の端と穴の中心までの距離を最小に取ると、以下の図のようになります。
重要なのは紙と穴の端までの距離なので、リング径は最初の計算みたいに単純に二倍しただけじゃでないんですね。つまり、ルーズリーフでもやりようによっては「とじ具の内径は6.75mm」で成り立ちます。
以下のウェブサイトにスマートリングとツイストノートの比較がありますが、ツイストノートのリングの方が小さいようです。
ツイストノートはリングを開くのも簡単で、ノートの左の上と右の下を軽く引っ張るとねじれる要領で簡単に外れます。リングはある程度曲げることができるようで、壊れにくいんじゃないかと思います。
ツイストノートはルーズリーフの利便性を兼ね備えたリングノートとして十分に使えると思います。
もうすぐ「hirakunoツイストノート」という新デザインのビジネス向け製品も出るようなので、気に入ったら買ってみようと思います。
hirakuno ツイストノート|製品情報|株式会社リヒトラブ
リヒトラブ ツイストノート D1274-11 セミB5 29穴 リーフ30枚 藍
- 出版社/メーカー: リヒトラブ(LIHIT LAB.)
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: オフィス用品
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