瀬戸内マリンブルー

新しいTWSBIは少しフローが渋い感じがしたので、インクフローのいい色彩雫を入れたのですが、どうしても瀬戸内マリンブルーを入れたくて、少し荒療治をすることにしました。4月にペンクリニックがあるので、それまで待てばいいのですが。

下の動画はTWSBIの公式YouTubeの動画です。万年筆のインクフローを冶具を使って調整している様子です。このような動画を堂々と公式YouTubeに載せるのがすごいと思います。


TWSBI line width Ink flow adjusment.m4v

最初の動作がインクフローをよくする様子です。ニブを両サイドからつまめばいいんです。

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こんな作業はもう完全に自己責任であり、壊れても文句は言えません。とはいえ、様子を見ながら慎重につまみます。最悪、ペンクリニックで何とかしてもらおうという魂胆がミエミエです。

数回繰り返していくうちにインクフローがかなり改善しました。

早速、インクを抜き、洗っていたらピストンが固くなりウンともスンとも言わなくなりました。分解してみたところ、グリスが固着しているように見えたので、一旦、全部キレイに洗い流し、シリコーングリスでグリスアップしなおしました。TWSBIは一本目もそんな感じだったので、買ったら一度バラシて洗ったほうがいいのかもしれません。ホント、今日のはひどくて、ピストンが抜けなくなった挙句、無理やり抜こうとしたらアルミニウムパーツで手を切ってしまいました。壊れてもしょうがないと、力づくで引き抜いたら何とか抜けた感じだったので、勇気がない人は完全に修理行きになるパターンだったと思います。

そんなこんながあり、さっそく入れた瀬戸内マリンブルー。

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ふと立ち寄った店で、出会ったインクと万年筆。購入しながらの店員との会話。帰るまでのワクワク感。物だけでなく、それを手に入れるまでの体験は思い出となり、ずっとその物とともに在り続けます。そういう買い物も悪くないです。

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