プロシオンのインクフロー

プロシオンのインクフローは若干渋めだと感じています。

そこで、他の万年筆とインクフローを比べてみました。キッチンペーパーに一定時間ペン先を触れさせ、どの程度インクが広がるかでインクフローがわかると仮定しています。入れているインクの種類が異なりますし、押し当てる時間も感覚的なものなので、厳密なものではありませんが、参考にはなるでしょう。

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こう見るとプロシオンが特に渋いというわけでもなさそうです。細字ということもあって、むしろキャップレスFの方がインクの広がりは小さいです。しかし、キャップレスのインクフローが渋いと感じたことは一度もありません。

プロシオンはカスタムヘリテイジ912と同程度っぽいです。カスタムヘリテイジはパイロットの金ペンっぽい特性で、少し筆圧を入れると濃度が濃くなります。カスタム74の時はこの特性が気に入らなかったのですが、カスタムヘリテイジの特性はむしろメリハリがあり、いい感じです。

インクの色を少し濃くしたらいいかもしれないと思い、EBとABの比を1:1から1:2にしてみました。狙い通り、黒っぽく濃い色になりました。

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